甲斐駒ケ岳登山のブログを書きます。
山梨県と長野県の県境にある日本百名山です。竹橋の毎日新聞社ビルから夜行バスで戸口へ。そこからまたバスを乗り継いで北沢峠に行くルートです。山小屋泊としました。
ここは2年前に仙丈ヶ岳に登った時も使った場所で、1つの峠から今回の目玉の甲斐駒ケ岳にも仙丈ヶ岳にも登る事が出来るルートです。
金曜日の夜に夜行バスで行けば、一泊二日で3,000メートル級の山が2つ踏破出来ると言うお得な場所です(スタミナが持てば)。
僕は全然経験値は浅いけれど、南アルプスは高尾山とか筑波山とかで慣れた登山者の登竜門的な位置づけと聞いた事があります。※因みにkratterの登山デビューは屋久島の宮之浦岳である/笑。
この甲斐駒ケ岳は、そんな南アルプスの中でも険しい部類の山の気がします。比較的、急傾斜のコースが多く、足場の悪い石畳の上を歩いて行く等、体力を要するからです。一方、仙丈ヶ岳は、「南アルプスの女王」と言われるほどなだらかな斜面をゆっくりと上昇して行く山なので、初心者向けかもしれません。
森林限界(山肌に出る迄の森の中)が仙丈ヶ岳に比べて長いらしいので、体感的なシンドさも多く感じます。やっぱり登山は稜線を歩けないと気分は萎えてしまいます。
今回は、高齢者との同伴だったのとガスが濃く視界が悪かった(と僕も2年間勉強ばっかで体が鈍っていた)ので、駒津峰と言う6合目(2,750m地点)で引き返す決定としました。
セーフティ登山。引き返す勇気。サンクコスト(かけた時間と費用と登って来た労力)と得られるモノを天秤にかけると勿体無いのかもしれないけど、山ライフは長い。人生も長い。だから今回はえぇんのやと思う。
別に何か別の事象に喩えている訳ではありません。喩えてるけど/笑。