誤解されている方が多いようなので、

この場を借りてご説明します。

読まれる方は、どうか、

最後までお読みいただくことを

お守りください。




「話を遮られることや、すべてを下ネタに持って行かれることに

、違和感を覚えている」


美保さんから相談を受けたとスタッフから

報告されたたのは、もうかなり昔の話。


出演者がスタッフに相談するのは

よくある話で、決して、陰口などではありません。


うさぎさんの体調のこともあり、

そのときは、本人に直接伝えることを避け、

美保さんの不快感が軽減されるよう、

まわりがうまく配慮していました。

仮にうさぎさんの体調が良かったとしても、

同様の対応をしていたでしょう。


それで、うまくいっていました。

とても楽しい水曜日が続いていました。


しかし、事態は急変します。


いよいよ10周年を目前にし、

プロデューサーが動き出しました。


「わだかまりなく、みんなが気持ちいい状態で、10周年を迎えたい」


おそらく、そのような気持ちがあったのでしょう。

そこで、体調もだいぶ回復してきたうさぎさんに、

美保さんが以前抱いていた違和感を伝えにいきました。


「話を遮ること」

「下ネタに結び付けること」

そして、

「ポルノ女優のくせに」


最後の言葉が、うさぎさんを刺激してしまいました。

「くせに」どころか、彼女はこれまで

セックスワーカーを馬鹿にするような記事には異論を唱え、

戦ってきた人間。

そんなことは、たとえ病気であっても

いうはずがない。


僕も、そう思います。

うさぎさんは、そういうことを言う人間ではない。

そして彼女の怒りが爆発します。

「みんなで楽しそうにやってたのに、

腹の中ではそんな風に思っていたのか!」

そんなところでしょうか。

怒るのも無理はありません。

怒りは、ブログやメルマガなどで

分散され、

ネットニュースにあがると、瞬く間に

噂は広がり、憶測が飛び交い、

あっという間に、美保さんが悪者になってしまいました。


「ポルノ女優のくせにって言われたことを、

プロデューサーに陰口していた」


そんなこと、

美保さんは言っていないのに。

うさぎさんも言っていない。

だれも言っていない言葉が

一人歩きしていきます。



では、いつ「ポルノ女優のくせに」

という言葉がまぎれこんだのか。


スタッフ間で伝言するうちに、

まぎれこんでしまったのか、

プロデューサーのアドリブでしょうか。


いずれにしても、

器用なプロデューサーであれば、わざわざ

「美保さんが以前から…」

などと、実名を出すのではなく、

「僕が観ていて思ったんですけど…」

と話せば、うさぎさんの印象も変わっていたかもしれません。


つまり、10周年を前に、はりきってピッチにでてきたら、

まさかのオウンゴールをしてしまった、

ということです。



ただ、器用なプロデューサーだったらといいましたが、

器用なプロデューサーだったら、「5時に夢中!」という番組は

作れなかった。

こういう不器用さがあるからこそ、

この番組が生まれ、素晴らしいコメンテーターの方々が

集まってきたのです。



うさぎさんにしてもそうです。

「文章の世界に戻る」、とのことでしたが、

どんなに怒りがこみあげてきても

どんなに納得のいかないことでも、

入院中の出来事などを考慮すれば、

我慢するという選択もできたはず。

いわゆる、「大人な行動」というやつです。

しかし、ここで大人な行動をとらないからこそ、

中村うさぎ、なのです。

器用な世渡り上手だったら、

あの椅子には座っていなかったのです。




では、なぜ美保さんは沈黙を貫いたのでしょう。

あれほどまでに、誤解され、ブログを炎上させられ、

それでも言い訳をしなかった。

それは、守るためです。

自分ではありません、番組を守るため。

これ以上、ことを荒げたくない。

周囲に迷惑をかけたくない。

しかし、沈黙を貫けば貫くほど、

悪者にされていきました。




さぁ、憶測で美保さんを攻撃していたみなさん。

いま、どんな感情が芽生えているでしょうか。

なにも生まれていなかったら、もう一度読んでみてください。

多少なりとも、罪悪感のようなものがあったら、

今夜は、それを抱いて寝てください。

ネット社会も、炎上させるのはいつも、

だろう運転の人たちですね。




美保さんは、誤解されて、とても悔しい気持ちや、

つらい気持ちを何日も抱えていました。

なにも、悪くないのに。

もちろん、うさぎさんも悪くはありません。

話を遮ることは、つっこみのひとつ。愛情表現でも

あります。そもそも、タレントではありません。

そして、プロデューサーも。

たしかにオウンゴールですが、

これまでたくさんのゴールを決めてきているのですから。



だれも悪くない、

それどころか、

みんな、大好きでしかたないのです。














追伸

このことを伝えられるのは

僕しかいないと思い、勝手にアップしたこと、

どうかお許しください。