「あの親で今こうして生きていることはすごい。自分の心理的ハンディキャップを誰にも理解してもらえずに良くここまで生きてきた。」と自分の凄さに1日も早く気がつくこと。「醜いあひるの子だと思っていたが美しい白鳥だった」と1日も早く気がつくこと。

家族全員にとって親は同じように映っているのではない。神経症になるような人は親を立派な人だと思っている。親の言いつけは守らなければいけないと思っている。ところが神経症にならなかった人は、親をそれほど立派とは思っていないし、言いつけを陰で適当に破っている。

不幸な親に育てられた人は「幸せになったらいけないんだ」って心の底で思い込んでいることがある。無意識だから自分は気づいていないが、何か幸せなことが起こると怖いと感じる。妬まれると感じる。

不幸な人は心の底(無意識の場合もある)では他人が自分と同じように苦しむことを望む。このような親は自分の子供でさえ、何か一人で遊んで楽しそうにしていると機嫌悪くなる。その子供は大人になって、何か犠牲を演じていないと怒られる気がする。1人だけ楽しんでると責められる気がする。

夫婦仲良く幸せな妻は、子供の幼児的依存心からくるわがままに耐えられる。このような母親に育てられた人は心理的に健康になり幸せな人生を送る。夫婦の仲が悪く夫へ不満な妻は、子供の幼児的依存心からくるわがままに全く耐えられない。このような母親の子供は幼児的願望は満たせない。

心理的に成長できない子供を育てる母親の研究がある。

ダンカイリーによれば、その母親の共通点は「子供のため…」「あなたの幸せのため…」と言うことだと言っている。

そう言うのは、この親自身が自分がない人だから。この親もまたありのままの自分の価値を認めてもらっていない人。

幼少期から母の機嫌を損ねないようにすることばかり考え、母に従うようにしている子どもは、自分の考えをころころ変えることが普通になっていく。

心の中に幼い日に植え付けられた恐れが、いかに根拠のないものであるかをハッキリさせる。(劣等感、自分は受け入れられない、孤独になる、拒否される)などは全て根拠のないもの。なのにそのように暗示をかけられて信じてしまっている。

自分の傲慢さが分かっていない人は、相手が突然キレだした という解釈をする。そうやって自分を被害者の立場に置いて擁護するから、ますます罪悪感が暴れだすことになる。見えない世界では、出来事へのリクエストを沢山出していて、予約で一杯になっている。

身体症状の原因はトラウマ体験です。治療を受け、トラウマ反応に対処すれば体の症状も徐々になくなっていきます。

「おとなとして社会に適応していても、実はおとなになりきれていない。でもそれは「子どもっぽい」という意味とはまったく違うのです。」

 子どもを生きればおとなになれる―「インナーアダルト」の育て方 |クラウディア ブラック
 
 

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