皆さま、こんばんわー!
ますます秋めいてきましたが、まだまだ半そでやサンダルが手放せない野澤です。
街をあるけば、素敵な秋の服に目がいくようになってきただけに、箪笥の中の洋服たちも衣替えしてやりたいんですけどね。哀しいかな、日中から夜にかけてどんどん体温が上がってしまう暑がり体質がそれを阻んでおります。
ですからして、Fumikuraは秋風に乗って衣替え!
最旬コレクションのランウェイを颯爽と闊歩!・・とまではいかなくても、読書を嗜むには申し分のないオータムモード全開で参りますよー
これまで通り、公演が立ち上がっていくまでの様子をこちらの工房内のコーナーでお伝えしていくのをメインにおきつつも、今回上演作として選出された4冊の読み本の魅力にもぐぐっと迫っていきたいと思ってます。題して・・
【アイロニーの夜の作り方】
始まりまーす!
ブログサイトもブログコーナーを持っているKAKUTAメンバーと同じアメブロに引越ししました。
気軽な読み物として。秋の夜長のお供に。どうぞよろしくお願いしまーす!
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さてさて、そんな【アイロニーの夜の作り方】最初のトピックは『音読タイム取り』
音読タイムとは読んで字のごとく、音で読むタイム。音とは声。つまり声に出して読んだ時の時間のこと。
決定した読み本の音読タイムを計るこの作業が、KAKUTAの朗読公演にとって全体の構成を考えていく最初の足がかりになるんです。
あぁ面白いなぁ。
ひとたびページをめくれば小説の中の物語の世界が押し寄せてきます。
その世界を紡いでいる言葉を実際に声に出して読むことで、本の中の平面から3D映像のように立体的に立ち上がってくるとでも申しましょうか。
また音読タイムを把握することで、上演時間の目安を立て構成や必要に応じてカットを加える箇所など検討しやすくします。
現に朗読の夜シリーズはお話のト書き部分を読む「読み手」と登場人物たちを演じる「演じ手」とに分かれた限りなく演劇に近い形で上演しています。なので、こうした立体にしていくという作業が必要になるんですね。
この上演スタイルをKAKUTAではActive reading と呼んでいます。
こちらは読み手の「語り」部分と演じ手の「台詞」部分を台本におこしたもの。
本から台本へ。
同じ言葉が紡がれた“本”には違いありませんが、より演劇らしい表情になっていく読み本たちがいとおしいです。
さぁ声に出して読むべし!読むべし!