邪馬台国の会〜金印偽造説を紐解く〜 | ゆだぽんの♬虹色オーラ♬ブログ

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お寺や神社巡りで感じた事や、不思議な話・オーラについて…などなど書いています。

1月15日(日)は
『邪馬台国の会』講演会を受講✨

♦︎今回の講演テーマ

『魏志倭人伝』以前の倭人の歴史

ー「燕志」「漢書」「後漢書」の中の倭人伝ー

燕について

荊軻による始皇帝暗殺未遂事件

南倭北倭とはいずこに?





個人的には、金印偽造説についての安本先生のお話がとても興味深かったです♪偽造説があるなんてシラナカッタ💧





ということで、安本美典先生の金印のお話をちょこっとご紹介。

『奴国の金印と偽造説』

漢委奴国王印(かんのわのなのこくおういん)は、日本で出土した純金製の王印(金印)で、国宝に指定されています。その出土地は筑前国の志賀島(現在の福岡県福岡市東区志賀島)と推定されており、江戸時代の天明年間、甚兵衛という地元のお百姓さんが水田の耕作中に偶然発見し、巨石の下に三石周囲して匣(はこ)の形をした中にあったといいます。


発見された金印は郡奉行を介して福岡藩に渡り、儒学者の亀井南冥によって「後漢書」に記述がある金印、つまりは後漢の光武帝から倭の奴国王に与えられた金印と同じものであると認定されました。


奴国の金印は一辺が約2.35㎝。

意外に小さいですよね。



この金印にはなんと偽造説があるのだそう。

※10数年前に真贋論争が話題になっています


江戸時代にハンコ屋が作ったのではないか?

模造品がたくさん作られた、その一つである





まず文字の線なのですが、後漢の時代に作られたものは、均一の太さで彫られているという特徴があるのですが、志賀島の金印は中央から端に向かって線が太くなっており、これは江戸時代に作られた他の印と酷似。ですが後漢初期の文字の特徴も見られるようです。


また印の四隅の角の部分は、普通は摩耗して丸く擦り減るのですが、金印は摩耗しておらず整いすぎていることも、模造が疑われる理由の一つなのだそう。


参加者さんからは

「もったいなくて使えなかったのでは」

との質問があり

「その可能性は大いにある」

とのことでした。


模造(偽造)品といえば、約10年ほどまえに三角縁神獣鏡が議論されましたよね💧

まさか金印も…?


安本美典先生の見解としては

「確かにいわれてみれば疑わしいところはいくつかある。が、個人としては金印は本物だと思っています」

とのことで、ホッと安堵いたしました。



古代史を学ぶにあたり、夢とロマンって大切な要素ですよね♡ですがどんな可能性も受け入れる柔軟さも持ち続けていたいものです✨





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☆本日は占いサロン「青琴会」 

和楽の1月の予定

第3〜5火曜日・毎週木曜日

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