大岩主弥のガンガンいこうぜ

大岩主弥のガンガンいこうぜ

岡山出身、在住の俳優です。JAEに12年所属。現在は岡山をベースに映像、舞台問わず活動しています。
愛媛県東温市を舞台にしたドラマ「Guardian of TOON~東温の守り人~」の脚本・監督をはじめ、作品を作る事にも力を入れています。

過去出演、関係作品↓↓↓


脚本・アクション・監督作品
「Guardian of TOON~東温の守り人~」
(制作 愛媛県東温市 坊っちゃん劇場)

https://t.co/VQt5DFXbq3



【岡山市PR動画出演】
2018
鬼カワイイ岡山市
桜井日奈子さん演じる鬼ボーイの部下ダンサー役
https://youtu.be/tdX3K3VlZjs

【webドラマ出演】
2018
「ガスマスクの伊藤さん」チンピラ役
https://youtu.be/Yol875WwVeU

「友人の友人が変人」主演 松山君役
https://youtu.be/R6VS-yfNjBQ





【CM出演】
2017
・岡山トヨペット「Bubblepack town」
https://youtu.be/z24kMH-BgNg

「津山光絵巻SAKURA」
映像×照明×音楽×特効×ダンス×殺陣×桜。世界初が岡山にて。

まずは見てみて下さい!!
オフィシャルで映像がアップされたので。

津山光絵巻SAKURA






第4回OKAYAMAショートムービー祭ノミネート作品
「SPOT」

IMG_20151028_235949800.jpg

監督・撮影・編集 takuyashiroさん
企画・監督・テツヤ役 大岩主弥

出演
サオリ役 東雲嶺香さん
ケンジ役 大河剛さん
脚本 タゴヒロツグさん

良かったら見てみて下さいねべーっだ!
11分くらいのショートムービーですカチンコ

ショートムービー「SPOT」

ケンジの誘いで心霊写真撮影にやってきたテツヤ。
そこで巻き起こる出来事を描いたホラーコメディですオバケ



第3回岡山ショートムービー祭ゴールデンフラスコ賞受賞作品『ナルコレプサー』

企画、主演、アクション監督
岡山で、岡山の皆さんと撮影した10分間のアクションショートムービーです。
お時間ございましたら是非!!





【ナルコレプサー】 20141001版








愛媛県東温市を巡り巡って書いた記事はこちら
金太の東温ぶらり旅目次はこちら















東京に来た隙間時間に帝国劇場へニコニコ






みんなみたいに着到板の救出は出来ませんでしたが、懐かしさと共に大切な思い出を沢山思い出した。 


初めて帝国劇場に出演させていただいたのは堂本光一さん主演の「SHOCK is real shock」(2003) 

先日終わった「Endless SHOCK」の前身となる舞台。 


ジャパンアクションエンタープライズに入り数年。まだ若手だった自分。

いつかは大きい舞台に立ちたいといつも飢えていました。 

大学時代は沢山芝居を見ていて、シアターコクーンやサンシャイン劇場や大きな舞台を見て、何で自分はあっち側じゃないんだ。今に見てろよという気持ちでいた自分。 

そんな若造だった自分に突然訪れたチャンス。いきなり2000人キャパの劇場に立つ事になりました。 


自分の想像が及んでいなかった世界。
プロフェッショナルな技術を持ったキャストさん、ダンサーさん、スタッフさんに混じって、自分に何が出来るのか。いや、何もかも足りない。アクション、アクロバット、スタントのプロとして呼ばれているのに。
プロの世界の厳しさを目の当たりにして、泣きながら帰った日もありました。 


今振り返ってみれば、自分の足りなさは周りの皆様にバレていたと思います。
JACの先輩(その頃はもうJAEでしたが、ジャックさんと現場で呼ばれていたので敢えて書きます)には今回の若手は全然駄目だなと言われているのも聞いていました。 


でも、一生懸命取り組む真摯な姿勢だけは皆様認めて下さって。厳しく優しく見守って下さいました。
今も忘れられない先輩の言葉「お前は本当に下手だけど頑張ってる」、そして「今日は良かったな」「今日は駄目だな。昨日の方が良かった」などたまにして下さった声かけ。
ああ、見て下さってるんだ。嬉しい。先輩に恥かかせられないな。もっと上手くなりたい。
そんな気持ちで舞台をやりながら、必死に過ごした日々。 


多分、先輩が見て下さってなかったらあそこで辞めていたと思うんです。
今日そんな記憶を思い出しました。 


あと2010年に出演した「人生革命」滝沢秀明さん主演舞台。森光子さんも出演されていました。初日挨拶に行った際の森光子さんの優しい笑顔は一生忘れられませんし、稽古場で見た森さんの本気のお芝居は俳優人生の宝だと思っています。 


最近「俳優としてどうなりたいの?」と問われる事があって。
実は自分の中にはブレない思いはあります。
  

「本物でありたい」 

そして 

「自分に大切なものをくれた先輩方に恥ずかしい仕事をしたくない」

という事。 


プロ意識って何なのかの答えが最近朧気に見えてきて、それは「作品に対しての責任感」なのではないかと思います。
それには自分自身の表現技術を磨く事も含まれていて、もっと上手くなりたい。そういった飢えがなくてはいけないのではないかと思います。 


プロ意識と言ってしまうと、自分はプロじゃないからという逃げが許されてしまいますが、本当は表現に関わる人全てにプロアマ問わず必要な思いではないかと思います。 


劇団四季「ライオンキング」でお世話になった村中さんが書かれていましたが、プロの作品に出る事自体は多分難しくないんです。 

でも、継続する事は本当に難しいと思います。
どうやれば本物の表現者になれるのか。
きっと終わりなき旅でしょうが、その旅の中、ご縁がある方と自分が誇れる作品を作れるよう、これからも頑張って行きたいと思います。 


若い方には自分を気持ち良くさせてくれる場所だけでなく、是非プロと向き合える作品に関わって欲しいと思います。 


私にプロとは何かを教えてくれた大切な帝国劇場。
本当にありがとうございました!!









テーマ:

【篠岡八郎という人の人生を生きる】


舞台「ラストサムライ-瀧善三郎のBUSIDO」

日曜日に無事終演いたしました。

ご観劇下さった皆様ありがとうございました!!

1週間配信で見られますので、そちらの告知と舞台への思いを少しずつ。



歴史に名を残した人もその周りの人達も、我々と同じような当たり前の日常を生きていた筈。

そこに舞台を生きる意味があって、真摯に演技に向き合う意義があると思っています。

皆の生きた証。是非配信で。


配信チケットはこちら↓

https://nextbyhattori.zaiko.io/item/366505




土曜日・日曜日ともに販売は

 *2025/3/1 20:00まで* 販売となっています。


アーカイブについて

土曜日 2025/03/1 23:59 まで

日曜日 2025/03/2 23:59 まで視聴可能


※3月1日20時に土曜日チケットをご購入いただいた方は、今すぐ見てもらわないといけない設定になっていますのでご注意ください。



※アーカイブplusオプションを購入したお客様のみ

土曜日 2025/03/22 23:59 まで

日曜日 2025/03/23 23:59 まで視聴可能です


以下ネタバレ含みで思いを綴ります。

まだ未見の方は是非配信を見てからお読みいただけましたら幸いです。


この舞台が岡山で公演されると聞き、このプロジェクトには是非参加したいと、是非私の力を使って欲しいと。

歴史新大陸の後藤勝徳さんに直接ご連絡したのは1年くらい前でしょうか。

切腹の際の絵は見ていたので、瀧善三郎の介錯の役でも何でもと。


その話が今回の始まり。


参加が決まり、配役が決まり篠岡八郎という方を演じる事になりました。

以前も書きましたが、この時点では篠岡八郎という方を知りませんでした。


実在の方を演じるためには、しっかり過去に起こった事を知るべきだと考えています。

今は便利な時代でまずはWEBから。

篠岡八助の名と「瀧善三郎自裁之記」を書いた方とは出てきました。

(舞台で演じた時期は八助という名で明治に入り八郎と名前を変えたらしいです。舞台をするに多少の脚色はあったりします。)

ただ、それ以上の情報は出てこず、そこから篠岡八郎を知る旅が始まりました。


大きい発見は御津金川の資料館で御津町史を読んだ時。

「瀧善三郎自裁之記」全文を読むと共に2代目御津町長であった事を知りました。


舞台の中で篠岡は善三郎の横で五代友厚との話を聞いているシーンが何か所か出てきます。

そこで語られる「自分の道を行く」という事。


瀧善三郎や五代友厚のように歴史の表舞台に名を残さなくとも、確かにそこに生き、篠岡八郎なりの生き方を全うした筈。


そこに思いを馳せた時、今回の舞台で私が演じるべきストーリーが見えてきました。


篠岡なりに自分の道を考え、善三郎の思いを引き継ぎ、この故郷の日常を守るという考えに至ったのではないかと。


過去の出来事を無視して台本だけから自分のやりたい芝居を選びとる事は、過去を生きた人に失礼だと思っています。

そう考えると台詞を覚えて、言われた事だけやっていては演技は完成しないと思います。

台本の外に出て、その時代に思いを馳せ、現代人の考えで台本を見つめる事から離れないといけない。

そんな事を考え続ける半年でした。


舞台を見て下さった皆様もまた配信で改めて見て下さったら嬉しいです。




そして、主宰の後藤勝徳さんに介錯の役でも何でもやりますとお伝えしたところ、果たしてまさにその役として抜擢いただいた訳ですが、実はここには越えなくてはいけない歴史的な大きな嘘があります。


篠岡八郎は介錯役ではありませんでした。

史実の介錯役は善三郎の弟子の宮崎慎之輔。

今回の舞台にも登場します。劇団歴史新大陸の武本英之さんが演じていました。

実際に介錯を勤めた宮崎さんが詠んだ詩歌も残されています。


「いさぎよく 死出の山みち けふこえて

我大君の こころやすめよ」


篠岡八郎は附添役

また、もう1人の弟子坂口吉之助(神﨑翔・演)は本人介添役として切腹に立ち会いました。

(ちなみに、坂口は神戸事件の際、最後まで異国人を追い回したと記述があります。)


舞台では篠岡と宮崎の仕事は逆になっています。

史実では脇差と三宝を渡したのが篠岡八郎でした。


切腹場面に際しては他にも多少の脚色はありますが、それはご興味あれば調べていただくとして。

ここでは篠岡八郎周りの歴史的事実だけ記しておきます。


今回の舞台で一番大事な切腹の場面。

その部分を舞台の中で、お客様にどう納得していただくかに関しては後藤さんに色々相談させていただきました。

私が演じる篠岡八郎なら介錯を任せられると舞台の中の善三郎をはじめとした皆様、そしてお客様に納得してもらうためにどうするか。


善三郎と篠岡が立ち回るシーンも仕掛けの1つにさせていただきました。






備前岡山一の武士の腕前を持つ善三郎と対等に向き合える相手として。


そして、演じる私としては、もしかしたら篠岡八郎という人が言いたかった言葉として善三郎に介錯を任せてくれるようお願いしました。

最後の時は自分の手で。

幼馴染の友垣だからこそ。


見て下さった皆様にあったかも知れない事として納得感を持って作品を見ていただけていたら幸いですキラキラキラキラキラキラ


配信が見れる期間は短いです。

是非この機会に。

よろしくお願いいたします。


もうちょっとだけ書きたい事があるのでまた。


写真・いごっそうさん


テーマ:

舞台「ラストサムライ-瀧善三郎のBUSIDO」

昨日最終稽古が終わりました。 




関わる事が決まってから半年以上。

長い期間、身も心も捧げてきた作品がいよいよお披露目。


本日、歴史新大陸公式さんから私のコメントリレーが掲載されましたので、こちらにも転載させていただきます。

今の自分の思いを余す所無く書きました。

以下


下矢印



甚九郎稲荷物語でも今作でも作品世界を深めて下さる素晴らしいナレーションの中村恵美さんからバトン受け取りました。

篠岡八郎役の大岩主弥です。


2/9の七曲神社での瀧善三郎慰霊祭において、篠岡八郎さんの書いた棟札を見せて頂きました。






また、劇場で展示される予定の瀧善三郎さん直筆の手紙も拝見しました。


頭では瀧さん達が生きた時代と今自分が生きている時代は地続きという事は分かっているつもりです。しかし、歴史という知識だけではその事を忘れてしまいます。こうした実を伴った遺品を拝見すると、改めて歴史の繋がり、瀧さん達が本当に生きていた事を実感すると共に、何かを残し伝える事の大事さを感じます。


「人間は二度死ぬ」という言葉があります。皆に忘れられる事が2回目の死であると。我々が演じる事で、瀧善三郎とその周りにいた方々の記憶を少しでも後世に伝えられるならば、これほど嬉しい事はありません。

その思いを亡くしてはいけないのだと思います。


全日程チケット完売という有り難いお知らせは、神戸事件や瀧善三郎という人の今的注目度の高さを感じます。

嬉しさと共に大きな責任を感じます。

かつてこの世界を生きた人物を演じるという責任。そのある種、傲岸不遜な行為を乗り越えるために、台本を読むだけでなく、歴史の真実の断片をいつも探し求めます。


神戸事件が余り知られていないという事は、今回の舞台でのイメージが見る方のファーストインプレッションになります。

軽々に扱ってはいけない。

だからこそ真剣に真摯に作品に向き合ってきました。


私が演じる篠岡八郎という人。







ほとんどの方は初めて聞いた名前になると思います。

私も配役が決まった際、恥ずかしながら知りませんでした。


篠岡八郎という人物を知るため、神戸事件の資料を読み、事件の起こったその地に赴きました。実際に行軍したであろう道も歩いてみました。また、故郷金川に行き、御津町史を読み、篠岡さんが書いた瀧善三郎自裁之記にも目を通しました。


歴史の断片を集め、台本と向き合い、想像力という糊で断片を繋ぎ合わせ、やっと生きた人間となってきました。稽古を重ねてきましたが、まだまだ本番まで篠岡さんを知り深める旅は続きます。

相手と真剣に向きあった時に生まれるもの。

それが本当に舞台上で生きる事。


瀧善三郎と篠岡八郎は親友です。

瀧善三郎役を演じる後藤勝徳さんには以前からサムライ仲間と言われていました。

歴史を舞台を芝居を愛し、研鑽する事を惜しまず、責任感に溢れ、今回のようなビックプロジェクトを進める後藤さんの事を尊敬します。

それは篠岡が善三郎に抱いていた思いにも似ているかも知れません。


瀧善三郎さんや篠岡八郎さんの生きた思いを皆様にしっかり伝えて行きたいと思います。


劇場でお待ちしております!

配信の方はスクリーンでお会いしましょう!

岡山が生んだラストサムライと瀧善三郎に関わった全ての方々の事を知って欲しいです。

沢山の方に見ていただけるよう祈っております。







さて長くなりましたが、次はミュージカル俳優としての顔がピックアップされがちですが、日本舞踊もされていて、岡山で所作美しく時代劇を演じられる数少ない俳優、瀧善三郎の奥方はつ役の清水ゆきさんにバトンをお渡しします。


2025年 2月

22日(土)17時開演

23日(日)14時開演

#岡山芸術創造劇場ハレノワ中劇場


劇場で配信で。

是非この物語を見て下さいウインク