■先週発売の新作動向
先週発売の新作タイトルで首位を獲得したのは約30万本を販売した
「PSP:第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇」でした。
発売初日から好調なスタートでしたが、
週末も大きくペースを落とすことなく順調に消化し、
PS2時代からは数字を落とすものの上出来の販売数を記録。
今週に入ってもじわじわ売れていますし、
40万本あたりまではいけそうな感じです。
2番手には「PS3&PSP&3DS:プロ野球スピリッツ2011」が
3機種合計で約18万本を販売しランクインしました。
PS3版の初動が良く5割以上のシェアを獲得し、
残りのシェアをPSP版と3DS版で分け合う形になりました。
3DS版は本体の普及台数というハンデがありましたが、
1万本強と「ファミスタ」と同レベルスタートに。
個人的には「プロスピ」に軍配が上がるかと思いましたが、
良く考えると現在3DSを所有しているゲーマー層は、
PS3やPSPも所有していると想定でき、そうなると3DS版を購入するなら
PS3もしくはPSP版を購入するケースが多くなるのかもしれません。
とはいえ、「ファミスタ」も決して良いスタートと言うわけではありませんし、
3DSタイトルは全体的に苦戦しているという事が言えるのかも。
新作3位には6万本強を販売した「PSP:ペルソナ2 罪」がランクイン。
「ペルソナ」「ペルソナ3」には及びませんでしたが、
スパロボと同日発売という事を考慮すると及第点といったところ。
長期販売とまではいきませんので、
注意しつつリピートをしていきたいタイトルです。
その下には「3DS:パイロット ウイングスリゾート」
「PS3&360:ホームフロント」の約2.7万本が続きます。
■先週の旧作の動向
準新作では「PSP:地球防衛軍 2 PORTABLE」が約1.5万本を上乗せし、
累計販売数は7万本を超えました。
さすがに今週は息切れしてきましたが、
リメイクですしプチヒットになるのではないでしょうか。
■ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル
定番タイトルでは「DS:ドラクエジョーカー2プロ」が約7万本を上乗せ。
順調に追加出荷も行われその都度販売数が上がっているような感じ。
ゴールデンウィーク前に大きな出荷があり、
そこで品薄が緩和されるとは思いますが、
更なる再出荷分受注をメーカーが行っており、
そこの発注を見誤ると痛い目にあいそう。
今現在30万本弱の累計販売数ですし、
4月末分を加えるとハーフミリオン級の出荷になりますので、
あまり深追いしたくないというのが個人的な感想です。
■ハードの販売動向
相変わらずPSPが品薄。
ゴールデンウィーク分でまとまった出荷はあるようですが、
あくまでも2週間分という感覚なので焼け石に水なのかも。
3DSはゴールデンウィーク前にも関わらずメーカー出荷はストップ。
売れないとある程度わかっていた「PSPgo」は別として、
新ハードとしてはかなり想定外の動きなのではないでしょうか。
いち早く「ゼルダ」「スターフォックス」の発売日が公開されましたが、
ミリオンクラスタイトルの発売日を早々に告知するだけでも
大きなプロモーションになるわけですから、
3DSラインナップのスケジュールを早く公開してほしいです。