感音性難聴の認識について | 佐村河内守問題についてのブログ

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感音性難聴の認識について

今回の騒動で酷いのは、難聴な人達に対しての認識不足だと思います。

テレビで、これらを全く考慮しないまま、佐村河内守氏が一つの嘘をついてしまった事に対して、すべてが嘘だろう、特に、耳の事まで、完全に嘘の扱いをしていた事です。

ワイドショーなどで医者が出てきて、聞えている断言をしていました。

しかし、それらに対して、ネットで調べましたが、同じ様な症状で苦しんでいる方々が沢山いる事が分かりました。

↓参考にしていただきたいと思います。

http://home.att.ne.jp/grape/take3/nanchou/003.html
感音性難聴の実際

http://www.1residences.com/kanonseinantyo/entry1.html
感音性難聴について

http://www.50db.com/world.html
50dBの世界 難聴とは?

http://togetter.com/li/639057
「聞こえないこと」の意味を理解するために

テレビという巨大な情報伝達媒体が、誤解を生むような無責任な配信は許されません。

また佐村河内守氏には、もう一つの病気があります。

それは24時間続く、轟音耳鳴りと光から刺激を受ける発作等です。(原因不明)

それらと結びついた耳との障害です。しかし、テレビでは全くその事には触れていませんでした。

これはフェアではないでしょう。

奇病か詐病かとテレビで発言していらっしゃった方がいましたが、たぶん奇病の方だと推察されます。

彼が、被爆者二世である事は事実です。

遺伝子レベルでの病気である事の可能性もゼロではないでしょう。

障害者と認定されなくても、病気や健常者とは違う障害に日々の生活に苦労しているか方々は沢山いらっしゃます。

自分もそうですし、私の家族もそうです。

しかし、医者が認定してくれない物に対しては、何の保証もなく、働けずに苦労しているのは当事者だけです。

佐村河内守氏の問題はゴーストライティングなのに、耳の問題に差し替えられてしまっています。

ゴーストライティングの事で、堀江貴文氏の小説の事も問題となっていましたが、そちらは責められていませんよね……。

ニュース検索しても出てこない……。

それだけ業界にはゴーストだらけなので、それらには触れてほしくないのではと思います。

また、佐村河内楽曲に対して、一銭も払っていない人達が、さも、この問題に詳しいかのごとく、発言している芸能人の方々がいましたが、何を偉そうに発言しているのかと疑問を感じました。

彼の楽曲ファンを置き去りにした、身勝手な発言に腹が立ちました。

彼の状況をすべて知った上での非難でしょうか。

彼の楽曲を一枚でも聞きましたか(買いましたか)?

また彼の書籍を読んだのでしょうか。(書籍は半分が本当、音楽経歴が詐称、病気の部分は真実。)

また彼の病気をどこまで知った上での発言でしょうか。

世間が叩いているから、自分も叩いておけば間違いがないみたいな発言が目立ちました。

また「アッコにお任せ」という番組で、芸人とともに和田アキ子が、彼の耳の事をおもちゃにしていました。

これは、彼と同じ、50dBの難聴の方々に対しての暴言と同じだと思います。

番組の最後に、苦情の電話があったのでしょう、アナウンサーの方から、フォローコメントがありましたが、後の祭りだと思います。

佐村河内氏の所為で、障害者への誤解が生じるという批判がありましたが、それらはテレビの報道の仕方に対するものではないのではないでしょうか。

健常者には分からない、微妙な病気に対して、本当に誤解があると思います。

この世での成功者=健康者は、病気で苦しんでいる方達に同情はできても、本人達の本当の苦しみは理解できないと思います。

他人を批判する時は、その人に対して、少しでも情報を得て、客観的に判断していただきたいと思います。

特に医者の判断というのはあいまいです。

彼らは自分たちが習った病状以外の症状に対しては、本当に疎いです。

これは私が経験した事なのですが、検査に引っ掛からなかったもの対しては、本当に冷たい態度をされました。

具合が悪く、黄疸が出ているにも関わらず検査で何も出なかった事(少しだけ異常がありました)から、何もない、しかし私の皮膚の全身があまりにも黄色かったので異常を感じたのか、手を取って確認しました。

しかし出てきた言葉に失望しました……。

「ミカン食べた?」

ですよ……。

これが医学免許をもった方の発言だとは、耳を疑いました。

そんな発言、素人でもできます。(学友にも「ミカンの食べ過ぎ? と」茶化されました。)

何年もかけて医学を勉強した方の発言でしょうか。

また、私の友人も腰を悪くして、ずっと寝込んでいました。

病院も何軒も訪れましたが、レントゲンをとっても何も異常がないと言われました。

友人曰く「こんなに痛いのに、何もない訳ないだろう」という悲痛な叫びでした。

それに対し、私の父が尿管結石で緊急入院した時の事です。

医者は、自分が分かる病気に対しては生き生きと治療し、発言していた姿は対照的でした。

自分が分かる病気は大歓迎、しかし分からない症状に対しては、質問してくれるな態度を何度もされました。

医者は医学書に書かれている事は勉強しているので、よく知っていますが、書かれていない事に対しては本当に力が及ばないというのを、実感しております。

感音声難聴で、この世で苦労している方(音が歪んで分からない)が沢山いるにもかかわらず、医者はなぜ聞えている断定をするのでしょうか。

それこそ、医者として、患者と真摯にきちんと向き合っていないのだと思います。

患者は、信用できない医師だと感じると、その医者からすぐに離れてしまいます。

そういう現実が、こういう狭い範囲の医者の見解を作ってしまう原因になるのだと思われます。

耳の細胞が一度壊れると二度と再生されない、それが医者の見解ですが、しかしショックなどでの要因からの耳の難聴は回復可能という事です。

佐村河内氏の耳が悪くなり始めた要因は、弟の死からです。

精神的なショックからだと推察されます。

その後、持病の定期的な発作とが相交わって、耳が100dBまで聞えなくなったのではないでしょうか。

↓全聾という言葉自体はないそうです。

http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20140319/388738/?ST=career&P=6

「まず、全聾という言葉に驚きました。聴覚障害者でも馴染みのない言葉です。聴覚障害の段階は、軽度、中度、高度と分類されます。全聾をあえて探せば身体障害者手帳の等級に100デシベル(ガード下で電車の走る音)~130デシベル(飛行機のエンジン音)が聞こえないレベル=両耳全ろう→2級とあります。しかしこれは<スケールアウト(計測不能)>と呼ぶ方が普通です。<スケールアウトの作曲家>だと迫力がない。一般的ではない<全聾>というインパクトのある言葉をあえて使いはじめたのはどなただったのか。この辺りも明らかにしてほしかったですね」

 「もう一つ疑問に思ったのは、会見で<今、手話通訳が通訳する前に佐村河内さん、私の質問に答えちゃいましたよね>っておっしゃった方。<聞こえているではないか>という疑問呈示だと思いますが、大人になってからの中途失聴者なら、話の流れ、顔の表情、唇の動きから相当程度相手の意図する所を理解する方がいます。これをもって佐村河内さんをインチキと決めつける事は難しい気がします。責める側にも、もっと聴覚障害の専門家がいれば知りたい事を知る事ができたかなあと感じました」


全聾をアピールしたのは、「HIROSHIMA」の楽曲を売る為に、コロンビア様が宣伝文句として、もちいたからです。

また楽曲の名前も本来は、「HIROSHIMA」ではなく、「SAMURAGOUCHI、SYMPHONY 」(現代典礼)だった事、これらもCD販売の為に「HIROSHIMA」と改代された経緯があった訳です。

これらは、昨年の8月に開かれた佐村河内守展でも元々は、「HIROSHIMA」ではなく、「SAMURAGOUCHI、SYMPHONY N0.1」だったとして、発表されていた事実です。

今回、ふってわいた突然のゴースト発表発言に、マスコミが本当に知識不足だった事が、こういう偏った報道になったのだと思われます。

佐村河内氏の事など、ほとんどのマスコミが知らなかった、だから記者会見でも、話題性だけで押し寄せたマスコミによって、くだらない質問が多々なされました。

楽曲ファンが知りたかったのは真実です。

しかし、知識のないマスコミがきちんとした質問ができるはずもなく、記者会見では、皆が釈然としない結果に終わってしまったのです。

佐村河内氏が手話を分かっていないのではという疑惑がありましたが、コンサートに参加した際、サイン会がありました。

そこで、私は佐村河内氏に対して、覚えた手話で口は軽い口パクのみで会話を試みました。(声は出していません。)

彼は理解し、私に手話のみで返事をくれました。

私の「また会えてうれしい」に対し「僕もうれしい」という簡単なものではありましたが、彼が手話を理解しているという証拠の一つであるでしょう。

その以前にも、コンサートでお会いした際、手話通訳者を介してお話を何度かさせていただきました。

その際、私は声が小さいので、手話通訳者の耳元のみで話した事を、彼に通訳していただきました。

私の声は佐村河内氏に聞えていなかったと思われます。

彼は手話通訳を理解した上で、受け答えをしてくれました。

なので、彼が手話を理解していることは確かだと思われます。

佐村河内守氏がゴーストライターを使っていた事は事実です。

また彼を非難することは簡単ですが、それとは違う視点での解釈も大いに必要だと思います。

否がある人に対して、何の悪口を言っても良い(おもちゃにする)、またいじめのような吊るし上げをしていい訳ではではないでしょう。

いい大人が、子供の見本となるべきなのに、最近のお笑いや、バラエティ番組における、視聴率の為だけに、ただ笑いを取れば良いという態度には、テレビを見ている子供達にいじめの見本を見せているのではという危惧がなくもないと心配しております。

学校で、先生がある生徒をクラスの前で叱った後、その生徒に対して、先生の許可が出たとして非難(いじめ)が始まってしまう事は良くある事です。(これは男子によくある事です。)

また反対に、先生がある生徒をクラスの前でほめると、嫉妬でその生徒に対する嫌がらせ(いじめ)が始まってしまう事があります。(これは女子に良くある事でしょう。)

テレビで笑いをとる為に、お笑い芸人が、他の出演者にいじめ的つつきをする、酷い事をして、その人が苦しがっている姿を皆で嘲笑する。

一瞬の笑いはとれるでしょう。またテレビ共演者は笑いの為に、そういう演出も納得しているかも知れませんが、子供は、そういう行為を面白かったというだけで、安易に真似してしまうでしょう。

そういう事が、子供へのテレビからの影響、いじめにつながっているのだとテレビには、自覚していただきたいのです。

また、障害者、障害者認定にまで至らない病気で苦しんでいる方達に対しても、絶対に細かい配慮が必要なのです。

テレビの役割は、公正、客観的、平等、正しい認識、間違った流布をしない報道が求められるべきなのです。

佐村河内氏の事を間違って報道してしまったからこそ、テレビは彼の報道に対して、もっと慎重にならなくいけなのです……。



この記事が少しでも多くの方に読んでいただけて、病気の人への偏見が無くなる事を願っております……。(。-人-。)



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