文系が身につけるべき理系力とはなにか?

http://diamond.jp/articles/-/117855



ちょうど鈴木浩司さんのタイドを読んでいました。

きっかけはここのところずっと数学やプログラミング
しばらくはなれていた建築関係の資料を
集めていたのですがちょっと離れた棚を眺めていたら
鈴木浩司さんの列を見掛けてでした。

リングの衝撃は今でも忘れませんね

お正月休み中に本屋さんへ行きましたら
なにやら気になるダークなオーラ・・・

ふと手に取って読み始めると
弾きこまれてしまって
一気に読み切ってしまったのです

(買わなくてごめんなさい。
出もあまりに面白すぎました。)

そんなことがあって鈴木さんのインタビューや新刊が出ると
ずっと読んできたのですが貞子ワールドは
実は次元を超えてつながっていくストーリーで
リング、らせん、ゼロと続き
エスまでは読んでいました。

タイドはこのエスに続くストーリーであり
貞子とその母などの関係をさかのぼる話でもあり
永遠に消えない怨念などについてすべて
霧が晴れたように答えが出ている刊でもあります。





その鈴木さんの創作の源泉は何か?
実はものすごい幅広い研究や知識の吸収によって
生み出されているのです。

まだ読んだことが無い方には”エッジ”上下巻を読んでみてほしいですが
物語の組み立てが明らかに今までの文学とは異なっています。

まるで数学の世界のようにあらゆる異なる概念が活きたフレームワークのように
関連し合い、作品や時空を超えて影響し合う立体的な構造を構築しているのです。

創作の部分もありながら
現実の科学とも深くリンクしていることが
異様な生々しい感触を生み出しています。

その鈴木さんがカタワではだめだといってリうのです。

個人的にも経済学などはまず統計や数学に基づいたアプローチがあって
始めて生きてくるもので古典のように概念だけで扱われるべきものではない・・
ということもあります。

そもそも文系などというくくりは
国の勝手な縦割りであり
そんなものに振り回されているようでは
今後訪れる現実には対応ができない・・・

何かはわからないけれども
違和感を感じている人に
少しでも早く、多く覚醒してほしいと思います