易経ノート「59. 風水渙(ふうすいかん)」
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水が散ること。
「58. 兌為澤」で朋友切磋琢磨して実力を備えたら、各々四方に散って大業を成す。

修養と連携により、様々な問題も解決していくことができる。大きく新たな力を発揮していくことができる卦。
→船が帆を張って水上を進んでいく象。

民の離散を防ぐ。

初6…92の剛中に従って行けばよい。
92…離散の傾向あるときは、急いで拠るべに帰る。
63…全身全霊で事にあたる。
64…四方八方へ。そうすれば民は集まる。
95…天下に大号令を発する。
上9…苦労・害悪は散じてしまうこと。派閥争いや功名争いから逃げ出ることが大切(cf.「天山遯」の上9)。