東洋思想◇易経 火風鼎(かふうてい)

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一つ前は「沢火革」。変革、大いなる改革の後に、「 火風鼎」で新たな物事を建設していく、養っていく。


この卦は、新たなことを創造していくための原理原則が説かれている。



・初6…まずは無駄なものや悪習慣を捨てる。


例えば、健康診断でイエローカードを貰ったとする。ダイエットするなら、ジャンクフードや腹一杯食べること、食べたら直ぐに横になること、タバコ、深酒、養生への無頓着等の習慣を改める。

悪習慣をそのままにして健康増進を図ろうとするのは、ブレーキを踏みながらアクセルを踏むようなもの。



92…目標への筋道を立てて歩む。悪習慣に戻らないように注意する。


節食(腹6分目)、身土不二(地元で採れた旬のもの)、穀菜食中心、運動、筋トレ、熱中できるものを持つ等。



93…過度に取り組んだらご破算になってしまう。


炭水化物は一切摂らずに朝晩1時間ずつのジョギング等、個人差はあるが、過度の取組みはホルモンバランスを崩し自律神経の働きを狂わせたりする。その結果、痩せるのではなく自分を衰弱させてしまう。



94…意思が弱くてはダメ。怠けてもご破算になる。


今日はジムに行って筋トレしたから、ジャンクフード食べる。疲れたからジョギングは来週まで休み等、怠惰という悪習慣に支配されたら成果は出ない。継続だけが強力な力なり。



65…厳しく律するのが原則。しかし、節度をわきまえた上で、緩めるところは緩める。バランスを取る。100点ではなく7080点でいく。


毎日節食。但し、土曜だけはチョコやお菓子OK1週間のうち水曜と日曜は、筋トレもジョギングもやらずに好きなことする等、過度に流れないよう節度をつける。



・上9…「道」を外さないこと。外道になってしまったら、またご破算になってしまう。


たまには「養生訓」や「修身録」を学ぶ。

身体を動かす、様々な物事に挑戦する、節食を心掛ける、心中常に喜神を抱く、感謝、陰徳を積む等、養生の道を外さないこと。



易経は経書である。つまり、人生の原理的指導力のある書である。

従って、易経が私達の日常実践から離れては意味がない。


新年度、今日も健康と健闘を。