写真◇マリーゴールド
夏の花だと思っていたが、いつものパン屋で綺麗に咲いてる。
暖かくなると、街の色も華やかになってくる。
気温に比例するように色鮮やかな花が咲いて、街と一体になって彩りを添える。
そういえば、昨日「花無心」と言う良寛の漢詩を見つけた。
花無心招蝶 花 無心にして蝶を招き、
蝶無心尋花 蝶 無心にして花を尋ぬ。
花開時蝶来 花開く時 蝶来り、
蝶来時花開 蝶来る時 花開く。
吾亦不知人 吾れも亦(また)人を知らず
人亦不知吾 人も亦吾れを知らず
不知従帝則 知らずして帝則に従う。
(花は蝶を招こうとして咲くのではなく、蝶に花をたずねる心があるのでもない。花が咲くと蝶が飛んできて、また、蝶が飛んでくる時に花は咲いている。
自分も、他の人々のことは知らないが、他の人々も自分のことを知らない。互いに知らないながら、自然の道理・摂理に従って生きている)
花は、その時その場に成り切っている。
全(まった)きもの。