第476話◇意志を弱くする習慣
意志の弱い人は、知らないうちに意志を弱くする習慣を作ってしまっているかもしれない。
その悪しき習慣とは、例えば…、
❶自分を責める(自己批判)
→モチベーションや自己コントロール力を低下させる。誘惑や脅威にも非常に弱くなる。
→自分を労い、慰め、許し、励ます。
自己批判の逆をすると、意志が強くなりモチベーションが高まる。なぜなら、自分を許した方が、失敗した時のミスを認めやすくなり、その原因を探ることができ、結果として責任感を強くする。
しかし、自分を許せないと、反抗心や言い訳をして自分を守ろうとする。恥ずかしさやプライドが、失敗の分析から自分を遠ざけてしまう。現行逃避しがちになる。
⚫︎誘惑には近づかない。誘惑に直面したら先延ばしする。
❷悪い姿勢と浅い呼吸
→深い呼吸ができない。身体や脳に十分酸素が行き渡らない→意志が弱くなる。
❸不眠、睡眠不足
→脳の働きは鈍る。
→自分の睡眠について。安眠/熟睡できているか。その方法を研究する。多相性睡眠。
❹運動不足
→運動しないと身体(脳も含む)は弱っていく。
逆に、運動すれば意志は強くなり行動力はアップする。体力/筋力がアップすると疲れにくくなる。自信がつく。
❺食べ過ぎ
→食べ過ぎてはいけない。食べ過ぎは意志を弱くする。腹六分、八分/身土不二。
タンパク質、野菜、油(魚、ナッツ類、ゴマ)、ジャンクフードはもちろんNG。
❻意志を曖昧にして物事を決めない
→やることを明確にする。一度に一つ。
マルチタスクは厳禁。
❼専門知識や技術を軽視して意志だけに頼る
→環境や習慣、無意識の影響は大きい。
様々な専門知識や技術を持つ。物事を進めるのに意志だけに頼らない。
❽何でもひとりでやろうとする完璧主義
→直ぐに脳みそはパンクする→誘惑や脅威に負けやすくなる。行動力が落ちてしまう。
脳の余裕こそが意志の力となる。
❾自分の甘さや幼稚さを放置する
→時々なら構わないが、「怠惰なまま」を許してはいけない。モチベーションの維持に最も有効なのは「進んでいる」という実感。怠惰はモチベーションを下げる。