人と繋がり希望の未来を創る。過労死等防止対策推進シンポジウム | 声と言葉で心理の先の真理を伝えるフェイスキーパー及川徳子オフィシャルブログ

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過労死等防止対策推進シンポジウムに参加してきました。

厚生労働省主催で
珠ちゃんこと前川珠子さんが代表をつとめる
東北希望の会が企画した内容です。


もう、すっごくよかった!

 


過労死シンポジウムというと、多くはどんなに悲惨かを訴える重く沈んだものになると思いますが、(その言葉にならないほどの辛さや悲惨さはよくわかっているので)


今回のシンポジウムは、過労死を無くし、これからどんな社会を創っていくのかという
希望の未来を感じる会だったのです!!!

 

 

 

今回は過労死に至ってもおかしくない状況から生還された
三名の方のナマの声を聞きながら(別室からの声のみの出演)


環境的に、メンタル的に、身体的に、いったいどんなことが起きていたのか、
そしてなぜ生還することが出来たのか、
具体的にどのようしたら過労死を防ぐことが可能なのかについて
臨床心理士の先生方の考察と共にみんなで深めて行くという画期的な内容でした。

 

 

 

実は生還した三名の方は私も知っている方で、
彼女たちを救ったのは自分自身の内側からのご自身の声。
(つまり真我の声。もちろんこのシンポジウムでは真我の声とは言っていません。)

 


自分の存在そのものが危機的状況に陥った時に
ふっと突如浮かび上がってくる自分の声(というか感覚、想い)

「あ、このままだと私あぶない。死んじゃうかも。
ああ、もう会社やめよう。」とか

 

「このまま薬飲んでたら、ほんとにダメになる。」とか
そういう声。


生還した方々は、事故だったりたまたま連休をとれたりしたことで
自分を感じる時間がとれ、結果その声を感じることが出来たのだと思うのです。

 

 

 

でも、過重労働が重なったり、ハラスメントによって
肉体も心も休めることが不可能になると、
食欲がなくなり、眠れなくなり、感情が麻痺し、正常な思考や感覚が失われ
会社を辞める、休む、などの正常な判断が出来なくなってしまいます。


そして視野が極端に狭くなることで
「このまま頑張って仕事を続けるしかない」か「死ぬしかない」の極端な二択に追い詰められてしまうのです。

 


普通の状態にある人が「休めばいいのに」とか「やめればいいのに」と言いますが
まさにその感覚がなくなるところに大きな問題があります。

つまり限界を超えてしまうことで、本当の自分の声を聴くことが出来なくなってしまうのです。

 


そして、だからこそ過労死は特殊なことではなく
いつ誰の身にも、大切な家族の身にもおこりえることなのです。

 

 

 


臨床心理士の先生方の「過労死防止成功事例に学ぶ」という講演の後
パネルディスカッションが行われたのですが、
そこでは別ルームにスタンバイした前述の三人の方が声だけ出演し、
ご自分の当時の状況や気持ちを語ってくれました。

 


その時の当事者であるみなさんの言葉がとても印象的でした。


お一人は「自分は暗闇の中でロープの上を歩いているような状態で、
家族は最後の砦なので、家族に『大丈夫?』とか『頑張って』とか励ましの言葉をかけられたらどうなっていたかわからない。普通に接してくれたのがありがたかった」

 


そしてもうお一人は「家族には心配をかけたくないので、嘘を言って明るく振る舞っていた」と。

 

 


そうなのです。
よく自死遺族の方が「なぜそばにいて気づいてあげられなかったの!」とか
「なぜ助けてあげられなかったの」とまわりから責められたり、
またご自分を責めてしまうのですが、

当事者は家族に心配をかけたくないから言えなかったり、
また家族に相談して、そこでもし解決が見出せなかったらそれこそおしまいだと思ってしまい、家族が一番大切だからこそ弱音を吐けないということが起きてしまうのです。

 


だからこそ、精神的肉体的な異変に気づいてくれる家族以外の身近な人、
自分の状況を話すことが出来、それが尋常ではない状態であることを指摘してくれる人が大切なのです!!!

 


パネリストにはワーカフェの代表の佐々井さんも参加されていたのですが、
ご自身がとんでもないブラックな職場の中で働いていて、
組合を作り、労働環境を改善していったお話は希望と力になりました。

 

ワーカフェは年齢も職業も様々な方が集まって仕事について話し、
ゆるく繋がる事によって、抱えている問題が自分だけではないことを知り、
さらにはどうやって労働環境を改善していくかという働きかけを行っていこうという会です。

 

 

また珠ちゃんが代表の東北希望の会は
痛みを持った人が、そのままその痛みを話すことが出来て、裁かれることもなく、
上下もなく、立場も様々な人達が集って、ただそこにいるのを許され、あたたかく迎えられ、いたわりあい、
痛みを持ったままでも進んでいけるように、助けを求めれば手を差しのべられ、
そしてその歩みをみんなで喜ぶことが出来るそんな場所です。

 

 


私達は人と繋がることで生きていくことが出来ます。
そしてその人との繋がりこそが豊かさなのだと思うのです。

 


シンポジウムの最後はシンガーソングライターのあんべ光俊さんのミニコンサート。


「きずな天使」や「人の力は無限大」など
今日のシンポジウムすべてを包み込んで、昇華させるようなあたたかで希望に溢れた歌で
会場は愛に満たされました。


やっぱり音楽っていいな。
いろんなものを超えて誰のなかにも響いていくから。

 

 

今日のシンポジウムは珠ちゃんが見ている世界への道、珠ちゃんの想いが
珠ちゃんの言葉を通してではなく、みんなでつくりあげた会の中にあらわれていました。


ほんとうに素晴らしい会でした。
その場にいられてすごく嬉しかったです。

 

 

みなさまありがとうございました。

 


東北希望の会
http://www.karoushitouhoku.com/

 


東北希望の会顧問弁護士の土井浩之先生の土井法律事務所
http://heartland.geocities.jp/doi709/

 


仕事の悩みを打ち明け、共有し、解決への橋渡しをする
ワーカフェ
http://workafe.nomaki.jp/

 
 
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