もともと涙もろいのが、年々増していっている。
ドームシアターで星空を見ながらまた泣いてしまった。
仕事が終わってからまず川端商店街の「ばんぢろ」で甘いものと珈琲を。
正確には『Brewer’s Coffee ばんぢろ』。
1998年まで天神の水鏡天満宮横丁にあった、知る人ぞ知る人気店『純喫茶ばんぢろ』が、初代オーナーさんのお孫さんの手によって2017年に復活したのだそうだ。
その『純喫茶ばんぢろ』には、証券会社に入社してまもなくの頃、先輩の営業マンに、営業の合間に連れられて入ったことがある。
2〜3歳年上のちょっとキリッとしたイイオトコで根が優しい主任だったが、珈琲を注文したあとは、黙って新聞を大きく広げて読んでいるだけ。
仕方ないので私も黙って珈琲を飲みながら、「へえ〜、営業マンって、こんなふうに息抜きしてるんだなあ〜」と、オトナのお手本(?)を見せられたように感じていたのだった。
当時は携帯電話もないわけなので、まあ、良い時代だったと言えるのかもしれない。
忘れかけていた記憶も、こうして何かの拍子に、昨日のことのように甦るものだ。
ちょっと懐かしい想いに浸ったあとは、新しくできたばかりの地下鉄櫛田神社前駅から電車に乗ってみた。
へえ〜櫛田神社前駅、こんなところにできたんだ。
エスカレーターが長い…ちょっと深い印象。
約11分でドームシアターのある六本松に着いた。
新しい体験をするのは楽しい。
最近はなかなか足を運ぶことができなかった愛しのドームシアター。
やっと来れた。
やっぱり良い!
今日のお目当ては『星宙の未来花 music by スキマスイッチ』という特別番組。
昨年夏ごろからちょっと参っている心に栄養を与えて癒されたかったのだ。
結果・・・
見事に癒されました。
スキマスイッチの音楽はそんなに好みではないけれど(ごめんなさい)
星空と、ナレーション(千と千尋の神隠しのハクの声)と、
そして、インフィニウムシグマくんのかっこよさにやられた!
自ら光りながらこんな素敵な景色や星空を映し出してくれるなんて、もう胸がキュンキュンする。
私はインフィニウムシグマくんの大ファンだ。
インフィニウムシグマくんは丸い投映機のこと↓
「昔の人は亡くなった人は星になると信じて星空を眺めていたのかもしれない」みたいなナレーションで涙腺崩壊。
だいすきなのにもう会えないあの人やこの人の顔が浮かんでくるし
だいすきでたまらない両親ももうあと何年で星になってしまうんだろうとか
そんな私もまもなく宇宙に還るんだとか
いつまでこの素敵な景色を眺めることができるんだろうとか・・・
それから、この番組では火星への人類の移住に言及する。
人類が火星に降り立つかもしれないという未来予想。
火星の表面の映像がたっぷりと映し出される。
くしくも3日前、私は、一足早く星となってしまった友人と撮り合った火星の写真をこのブログにアップしたばかりなのである・・・。
リアルに思い出さずにはいられなくて、もうずーっと泣いていた。
今年に入ってからは特に「生きること」「死ぬこと」について思いを巡らせている。
大学の時の論文もそんなことについて書いたのだが、重みや実感が全然ちがう。
だからこそ、ますます、今までの何倍も、これからの生き方を考える。
生き方というより在り方だな。
ぜんぶゼロからもう一度見直している。
勉強し直している。
なんかいろいろ壊れてしまって
いままでと同じではダメで構築し直さなければならないことがわかったから
全部一回壊して粉々にしてしまったところだ。
まだ粉塵の中。