よく基礎稽古として行われる発声練習。

小劇団の練習ではあまり見たことはないのですが、
学生劇団や高校演劇では、必ずしている内容ではありますねっ☆


さてさて、この発声練習。
ちゃんと五十音の区別をつけてますか?

母音と子音の区別を…。



かーーーーぁ
けーーーーぇ
きーーーーぃ
くーーーーぅ
けーーーーぇ
こーーーーぉ
かーーーーぁ
こーーーーぉ


ん???
子音から始まっているのに、母音で終わってる???

金太郎飴は、
どこまでいっても
どこで切っても
金太郎飴です。

途中で切ったら
桃太郎飴~~!!
になっていることなんてないんですっ!!


あったら、それはそれで面白すぎて買っちゃうだろうけど(笑)


でも、演劇の発声において
それではダメなんです。




舞台上にいる間は、役者は気を抜けないんです。

発声練習においても同じこと…。

ただ漠然と発声練習をしていちゃダメで
常に意識をしてなくちゃいけないんです。


今自分が発音している音は
相手にはどうやって伝わっているか?


「あ」なのか「は」なのか?
「い」なのか「ひ」なのか?
「し」なのか「ち」なのか?
「て」なのか「へ」なのか?
「る」なのか「う」なのか?



告白のシーンで、相手に

「君のこと、あいしてるよ…」




「きびのこと、はひちへうよ…」


って伝わったら、「へ?」って聞き返しちゃうだろうし、
そのシーンが台無しです…。





小さなことなんですけど
そういった小さなことが

うまいっ!!

っていうのを引き出すコツになってくるんですよねぇ~♪




ってなかんじで、今日はこのへんで!