即興やエチュードに重要な要素として、アクションとリアクションがある。

興すことと否定せずに受けること。


即興と演劇では、決定的な違いはあるんだけど、
発想の部分では、どちらも同じように重要だ。



自分でアクションを興す勇気と発想

でもただやるだけにならずに、
周りと進んでいるストーリーをしっかり把握しつつ、
確実に次へ進む手を打っていかなくちゃいけない。

どうしてもアクションを興す側は、自己満足の自分本位になりがちで、
相手が受け取りやすいようにパスをするというのを忘れがちだ。

恐れずに相手を信じて、かつ相手がきちんと受けられるパスを出すことを考えなくちゃならない。


そして、相手が出してくれたパスを、
否定せずに自分から受け取りに行く。

ポイントは
「受け取る」
のではなく、
「受け取りに行く」
という行動。

攻撃は最大の防御というように、守りに入ってしまっては、そこから外れてしまう。
かと言って、相手がパスしてくれたことを否定して、
自分本位の展開にしてはならない。


アクションをする側も
リアクションをする側も
常に周りをみつつ、相手のことを考えて、
そしてより大きく楽しいものを作ることに専念しなくちゃならない。


即興やエチュードには、主役は存在しない。


誰もが目立たなくちゃいけないし、
誰もが目立っちゃいけない。

そしてその即興ストーリー自体を際だてなくちゃいけない。



スポーツで言われる
one for all
all for one

1人1人はみんなのために
みんなは1人のために


オンリープレーにならないようにする。


これがより素敵な即興わ芝居を作るための
コツなのかもしれない。



ってなかんじで、今日はこのへんで!