舞台上の役者は、いつどんなときでも、
常に見られているということを忘れちゃいけない。


ってか、本当に気を抜いた瞬間を見られてしまうもので、
舞台を観に行って、かなりの回数でそういったときを目撃する。


セリフがあるときだけ、なぜか役者顔になり、
そうじゃないときは、ただぼぉ~っとしていたり、
ただセリフを言っている人の顔をキョロキョロ見ていたり…。

演技は自分が話しているときに行われるものではなくて、
むしろ話していないときに行われるのが、本当の演技なんだ。

感情の移り変わりや流れは、すべて話していないときに形成される。

1番重要なその瞬間を疎(おろそ)かにしてしまって、
役として、役者として、舞台として成立するわけがない。



気持ち
立ち振る舞い
思考


すべてにおいて、じっとそこに腰をおろすということを、
基礎練習中や舞台稽古中で意識してやっておかなくては、
本番の舞台上で出来るわけがないので、
こういったことも頭の片隅においておかないといけないよね。




ってなかんじで、今日はこのへんで!