先日の稽古を経て、やはり重要だと思ったのが、基礎の1つである発声だ。


抜き読みという稽古をやったことは書いたけど、
それはテクニックと「読み方」を教えていく手法なので、
当然教える側である俺もセリフを言わなくちゃならない。


もちろん読みますわな。
そりゃ。

恥ずかしながら。
へたくそではありますが本気モードで(笑)



テクニックについては、知っている知らないというのがあるので当たり前ですが、
大きく違ったのは、基礎である発声が出来ていないということ。

私は裏方の人間で、役者からは既に引退をしている人間ではありますが、
昔養った基礎知識だけで読んでも、あれだけ大きく変わってくるものなのです。

聞いている人たちの心に響かせられるかどうか、
それが決定的な違いになっていました。



どんなに素敵な弓を持っていたとしても、
それを的確に、かつきちんと射ることが出来なくては意味がありません。


演劇的なセンスを持っている子たちは何人もいましたが、
そういった基礎が出来ていないために、
それをまったく活かせていなかったのです。



本当に思いますが、基礎がきちんと出来ていれば、
それだけで舞台に立つだけの資格を得ることが出来ます。


誤った基礎のやり方ではなくて、
ちゃんとした基礎を身につけることで、
次の役者としてやるべきステップが見えてきます。



基礎をあなどるべからず



ホントそう思った。





ってなかんじで、今日はこのへんで!