さて昨日からお伝えしている役と役者のつき合い方の第2回目。


役に入り込むこと…。

まず大前提に「役者は自分の範囲外の役にはならない」ってことを、知っておかなくちゃいけないんだよね。


私はジュニアリーダーといって、小学生の子たちにふれ合う講師もしているんだけど、
そこの場で、紙と鉛筆を渡して、
「この世の中には存在しない生物を書いてみて♪」
ってお願いしてみると、確かに存在しない足100本とかの生き物なんだけど、
やっぱりどこかが何かに似ているんだよね。

人はその自分という範囲から、広げていくことは出来ても、
完全に外に出ることは出来ないんだよね。

この範囲が役者としての引き出しの多さっていうか、
演技の深さを造っていくものになるんだけど、
この広げ方については、またいずれお伝えするとします。


話を戻して、
だから、役者として役を観察したときに、
やっぱりどこかで知っている人物になるんだ。


もっと話を戻すと、
その作り上げたどこかで知っている人物と、
セリフなんて除外して、実際に話をしてみるんだ。

それは芝居空間のものとは、まったく関係ない話を…。

普段の対人関係でも、話し合うことだったり、
その話をする時間の共有だったりが、
重要だったりするでしょ♪



ふれ合うことで、イメージからリアリティに変わり、
リアリティになることで、自分の中に親しみが出てくる。


そこに始めて「理解」が生まれる。

そうやって、もっともっと理解を深めていけば、
役と役者の間にある壁はどんどん薄くなり、
最終的には壁がなくなって、そこに入り込むことが出来るんだよね☆




やっぱり2回じゃ終わらなかった…。
ごめん…。


続きは、また来週に♪



ってなかんじで、今日はこのへんで!