週末を挟んでの第3回目。

今日は主役以外の脇の在り方について♪


まず主役と脇役には、それぞれ背負っているものが違うので、
実はどんなに脇が出過ぎてしまっても、
本来作品的には出過ぎることはないんだ。

なにが違うのか?
主役はストーリーを背負い、
脇役はテーマを背負うもの。

ここに大きな違いが出てくる。


主役には、その成長であったり、生き様であったり、
その物語を語り継ぎ、進めていく役割を持たされているんだね。

それとは別に、テーマを背負い、物語に深みを持たせていくのが、脇の役割なんだ。

だから、まったく別の次元のものを背負っているから、
出過ぎることはないんだよね。


ましてや、主役はあまり個性の中で変化を持たすことは出来ないんだけど、
脇はその背負っているテーマに沿っていれば、
いくらでも自由に演じることが出来るから、
主役より演技の振り幅が広くなるはずなんだ。

だから、必然的ななにもかもが広く大きくなるものなんだ。

でもまた逆に、主役は物語を背負っているから、
どんなに大きなものにも、負けることはない。



主役も脇役も、お互いにめいっぱい出せばいいと思うんだよね♪

出過ぎちゃうと…。

って思うと、どうしてもその振り幅が小さくなっちゃうから、
脇の醍醐味がなくなっちゃう。

またそれがなくなっちゃうということは、脇の存在意義が薄れてきてしまうし、
そうなっちゃうと芝居のストーリー自体も薄いものになっちゃう…。


だから、めいっぱいやるといいよ。


あっでも、物理的な妨害はなしね。
あくまでも、その背負っているテーマ以外のことはご法度で、
テーマ以外の個性は、これはただ無駄な存在でしかなくなっちゃうからさ♪




さて、3話連続でお伝えしてきた「役と役者のつき合い方」は、今回で幕です。


また疑問や質問があったら、いくらでも受けちゃうので、
サークル「高校生演劇部」からでもいいし、
「劇団暁座」からでもいいし、
「高校生エンゲキ塾」からでもいいから、
いくらでもしてきてくださいね☆



ってなかんじで、今日はこのへんで!