演劇は決して嘘の世界をお客さんに見せるものじゃなく、
そこに存在する真実を感じてもらい、役者が醸し出す世界観を魅てもらわなくちゃいけない!


よくいただく質問の中に答え
○○のように見える仕方…
とか
○○みたいな演技
とか
そんな疑似的なものを求めないでほしい。

必要なのは、真実を見つけ出す役者の感性と
真実を求め続ける役者の鍛錬にある。



真実への道には数多くの壁やトラップがあって、
生半可なやり方や、中途半端な心構えじゃ、
到底そこにたどり着くことは出来ない。

だから、楽なフェイク(嘘)というもので、仮のものを作り出し、
それらしいものを作り出して満足しようとする。

役者がそれで満足しても、嘘と真実を見破るのは容易ことで、
観ているお客さんは、嘘のものに感動することなんてない。


真実を求めるからこそ、真実への道は開かれるもの。



いつまでもフェイクのままじゃ、本当の演劇と、本当の感動には出会えない。



フェイクじゃ終着駅には向かえない…。



ってなかんじで、今日はこのへんで!