演劇塾でも声優塾でも、杉咲流の基本・基礎トレーニングを導入しています。

ちなみに基本トレーニングとは、アップや筋トレ、声出し等の身体を温め、スムーズに稽古に入れるようにするための導入稽古で、
基礎トレーニングとは、呼吸法や発声法、滑舌、ダンス、リズム等の役者としての基礎づくりの稽古をさしています。


前回の声優塾では、基本のアップ、筋トレと声出し、そして基礎の呼吸法と発声法をやったんです。


基本の部分は、やっているうちに自然とやり方等は慣れてくるものになりますが、
基礎は日々やっておかないと、すぐには出来ないものでもあります。

ただ声を出せばいいってものじゃなく、きちんとその手入れや調律をしてあげないと、人という楽器は素晴らしい音色を出してはくれません。

それが基礎なんです!
役者としての基礎なんです!


意外にこの手入れや調律をしていない役者さんを多く見かけ、それが出来ていないがゆえの
「声が出ない」
「声が届かない」
「感情が伝わらない」
等の壁にぶつかっていることを聞きます。


呼吸法や発声法等の基礎には、もちろんそれ自体に意味がありますが、それ以外に
「自分の身体がどうなっているかを知る」
という側面も持っています。

ダンスで言えば、今自分の身体のどこに軸があり、どう動き、どう見えているのか?

そういったことが「役者の基礎」としてあるんです。


これは毎日の鍛錬や、日々そこに注意と観察をしていなければ、出来るようにはなりません。


今の自分を知り、日々今の自分を観る。

そのために、一定の期間ではなく、毎日基礎はやらなくちゃならないんです!!

毎日ですよ?
毎日!!

出来ることなら1日3回でも4回でも!


それぐらいにやって、始めて出来るようになるものなんです!



さっ!
明日からなんて言ってないで、今日からもうはじめちゃってくださーい♪



ってなかんじで、今日はこのへんで!