『ノッティングヒルの恋人』 | 辻明佳のナイフとフォーク

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旅、お料理、ときどき女優。

深夜に、ツイッターじゃおさまらなくなったので映画の感想など。
ネタバレあるよ!


『ノッティングヒルの恋人』、よかったよーーう。゚(゚´Д`゚)゚。


「大女優と一般人が恋しちゃう話」と聞いて
「ふーん、ローマの休日みたいな話だねー」と思い、
最初の『She』で車から出てくるジュリア・ロバーツがまんまアン王女みたいだったり
役名がそれこそ「アナ」だったり
終盤のクライマックスが記者会見のシーンだったりして
そのたびに
「あー、やっぱり現代版ローマの休日がやりたいのねー」
と若干ドヤ顔なスタンスで観ていたんだけど、
いや、だからこそ

まさかあんなラストだと思わんかったよーーう。゚(゚´Д`゚)゚。。゚(゚´Д`゚)゚。
ラスト3分でぐががががっとえり首つかまれたみたいに心持ってかれまして
ぐはあっ!! っと号泣

まーさか!
成就するかふつう?!
しかも結婚するかー!!!!
あああああーーー!!!!

序盤あんなにきょどってたヒュー・グラントが、
2人の思い出の庭に家を持って!
その庭のベンチでおなかがおっきくなったしあわせそーうなアナに膝枕しながら
あたりまえに自然に本を読んでいるあのカットで……もう……

ぶはっっ(இдஇ; )

愛って魔法みたい!!←


飲み物こぼしてきゃっごめんなさい、からの
「ぼくんちで乾かさない?」的なご都合エピソード、
からの謎のちゅー、
らへんは(゚Д゚)ハァ??? てなってましたが
そのむりやり感を力ずくで凌駕するジュリア・ロバーツの魅力ね。

そして愉快な友人たち、テンポのいい展開、かわいいイギリスの情景。
名画の条件
「だいたい全部名場面」をクリアしたステキ映画だと思いました!

すごいねーアナ、ウィリアム、
結婚てすごいねー
覚悟決めたんだねえーーー

かなしみや不安の入るスキのないラストでした。
もちろんしあわせばかりなはずない、いろいろいっぱい乗り越えて
愛が確かなものだったから乗り越えることができて
あのベンチのシーンにたどりついたんだなあーー
て思ったらもうね、ぐはあ

そしてそして、これを観てさらに私のなかで輝きを増したのが本家『ローマの休日』。
また観たいーーーてめっちゃなった。

あちらはいちんちふつかのつかの間の、ほんとに「休日」であり
なんにも知らない女王さまの小さな大冒険、ていう感じ。
それに対して、
こちらではほんのりとベッドシーンがあったり、元カレが出てきたりして、
大女優が、「好きな男とすごす時間」の、希望と切望と絶望を
いろんな角度から描いていてリアルでした。
彼女には、当時は元カレも必要だったし、
とにかく自分を自分として許してくれる時間がどうしても必要だったし、
そして今はウィリアムたんが必要なんだねーえこのこのーーうひゅーう!

気に入っちゃってヒュー・グラントをウィキったら
売春婦とカーセックスして逮捕されたり
結婚してない女性2人にほぼ同時期に子供をさずかったりしてて
あああああーーー
役者の私生活は詮索しちゃいけんな
との思いをあらたにしました
くそっくそっ

☆4つです(๑´ڡ`๑)♡