小学生の頃
足の早い子がモテると勝手に勘違いして
人が見てない所でめちゃくちゃ走った。
結果的に6年生になった時に
全校1位になった。
でもモテなかった、、、

中学入学の体育祭(うちの学校は春と秋に体育祭をやってた)で、同じクラスでクラス対抗だったから一緒には走らなかったがタイムで負けてた子がいた。
 
秋の体育祭の時に選抜100mがあってそれは、ガチの学年一位を決めるもので、予選を楽に通過で決勝。

初めてその子(とは、言え同じ野球部で仲良しだった)と走った。
50mまで、足音さえ聞こえなかったのに負けた、、、
久しぶりに人の背中を見た。

それから、2年生の春、、、負けた。
このとき、めちゃくちゃ悔しくて
それからも毎日、毎日、どうしたら速く走れるかを研究して、相変わらず、人が、見てないところでめちゃくちゃ走った。
 
そして2年生の秋
仏壇に手を合わせて学校に行った。   

その時には、どちらが速いかをみんなが話してた。
これに勝てば、モテる!
雑念の塊がよぎりながらも
スタートして50m全然横に人がいない。
60、まだ来ない
70、まだ来ない
80、歓声が聞こえた
よし!勝った!
と思ってたのに
90で横にチラッと見えた
ゴール身体1つ分負けた。
 
悔しいってもんじゃなかった。
みんなからよく頑張った←聞こえない
惜しかった←泣きそう

そんな2年生が終わった。

そして、3年生、、、春
今回は負けないと思った。
お正月も返上で走り込みしたし
スポーツテストで50mを全校1位だったから。(相手とは0.3秒差)

同じクラスの子は、私が勝つと思ってて
大好きな子(同じクラス)にも
頑張ってね♥←多分はーと
と言われてモチベーションも最高潮だった。

もう、完全にアスリートの域
スタートバッチリ!
中間の加速もずば抜けてた←多分
ゴール間際、、、
ヨコシマな気持ちが発動。。。
(これに勝ってモテるぞーー)

結果、負けた。。。

悔しいを通り越して自分に呆れた。
そして
トイレの個室に入って泣いた。

そして、3年生の秋
もう、これで負けたら一生後悔すると自分に言い聞かせた。

前日の夕方、スタート地点に立って
スタートの練習ばかりをした。
後半型の相手に勝つために50mまでどれだけ差をつけていられるかにかかってた。

もう、その時は相手と走れる最後だから
悔いを残したくないという気持ちだった。

どのくらいスタート練習したんだろ
しかも、みんなに、見られながら。
絶対に努力を人に、見せたくなかったから
初めて人前で私の練習を見せたんだと思う。

案の定、大会当日
色んな人から、それこそ他のクラスからも
勝つよ!勝ってね!と応援してもらえた。

アップをいつもより念入りにして
さぁ、最後だ。
スタート地点で
位置についてと言われて『お願いします。』と隣の相手に向かって言った。

スタート、ドンピシャ!
50m来ない
60m来ない
70m来ない
80m来ない
90m来ない
残り10、9、8·····来ない·····3来た!?
2、1、か、勝、ん、、、
テープ切ったのは私?相手?

結果
····
····
····
同タイム同着

陸上のルールだと同時の場合
後ろから来た者が一着と言うものがある。

と言う事は私はまた、シルバー、、、

と思ってたら相手が『負けたよ、スタートバッチリで50mであの差、抜けると思ったけど、テープそっちが先だったと、思うし勝った気がしない。』と言われた。

諦めない姿勢と人に、見つからないように努力に努力を、重ね続けて良かったと、思った。

その間も、私は身体が小さいし(私165相手186)あれ以上速くは走れないとか、練習してる訳じゃないし差は詰まらないよとか、、、色んな事を、言われてました。

この時、母親が見に来てて
『あんたんとこの子、足速いねー』とたくさんの人に、言われたらしい。←今思えば親孝行。

なんで、こんな話を、してんだ私は。

要は今はそんな感情なんです。
人知れず努力を積み重ねて
自分の夢が実現した時に号泣してやろうかと(笑)

感動して泣くなんて大人になってからあまりないもの。
だから、思い切り感動するためには、それに向かっての努力だと思っててね。

あの時のような感動もう一回欲しいし
天国指さして報告したいし。

とりあえず、努力をしていきます。

長文最後までお付き合いいたたきありがとうございました。