3月21日に横浜で開かれた
「SWITCH講演会&311震災講演会」
お話をさせていただいたあと、
ますます

「震災で体験したことを伝えたい」

という気持ちが強まっています。


あの震災が自分にとって何だったのか?

という答えのようなものは
とても
短い言葉で言い表すことはできません。


まだまだ長い時間をかけて
見つけていかなくてはならないもの
だと思うのですが、
少なくとも
あのとき体験したこと、
あのときから今まで過ごしてきた中で
感じていることを
今の時点で
やっぱり伝えたいと思うのです。


去年の暮れごろから
どうしても
その衝動を抑えることができなくなり、
ブログとフェイスブックで
震災の体験を発信し始めたタイミングで
講演の話が具現化しました。


それでも不思議なもので、
震災のことを伝えたいと
あれほど願っていたのに、
書くことも講演で伝えることも
いざ現実になり始めると
とっても怖くなったんです。




かわいそうって思われたいの?


そんなに注目を集めたい?


あんただけが大変な経験をしたわけじゃないんだよ。
 





自分の内側からたえず聞こえる
こんな声を無視して心に従うのは、
震えが来るほどおそろしかった。


どこかでだれかに
そんなふうに批判されるんじゃないか。


そう思って怯えていたんです。



でも思い切って書き始めてみたら
意外なことに、


「震災のことを知りたかった」


「気持ちを代弁してくれてありがとう」


「もっと書いてほしい」
 




と言ってくれる人たちが
たくさんいることがわかりました。


横浜の講演会で話したときも、
初めてお会いする方々が
同じようなことを言ってくださって、
本当にうれしかったです。



書くにせよ話すにせよ、
自分の考えを表明する以上、
批判される可能性はゼロではありません。


でも起こってもいないことを
いくら心配したって仕方ない。


もし面と向かって批判されたら
自分の意見を言えばいいし、
かげで言われるような
自分の耳に入ってこない言葉など
ないのと同じです(笑)



本当のことを言うと
今でもこわい気持ちはあるし、
相変わらず
自分の中に響く批判的な声はあるけれど、
やりたいことができるのは
やっぱり生きているうち。


どのみち時間は限られていて、
楽しく生きようが怯えて生きようが
いつか必ず
この世を去るときが来ます。


だったら断然、
やりたいことをやったほうがいい!



 


そんなわけで
私はこれからも
体験を伝え続けていきます。


たとえ意味がなくても、
これこそが
いま私のやりたいことだから。



震災の体験記は、
ブログとフェイスブックにアップしています(内容は同じ)。


シェア、いいね!大歓迎。


震災の体験のあるなしや、
年齢性別国境すべてを超えて、
たくさんの方に読んでもらいたいです。




「はだしの圭‐熊谷圭子の震災ノート
 311から歩いていこう」



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