今日は、
誘発方法と卵子の質について
真面目な話をしようと思います。
今回で5回目の採卵。
ロング法は2回目でした。
その前は
クロミッド+ゴナールエフで誘発していました。
クロミッド+ゴナールエフだと
移植できる胚がなかなかとれなくて
採卵3回で移植できたのはたったの2回。
(凍結初期胚と新鮮初期胚)
体外、顕微、3回分合わせて、
成熟卵11個中
受精5個
移植2個
それが、ロング法に変えてからは受精率8割に。
成熟卵26個中
受精21個
凍結16個
不思議なもんですよね。
うちのクリニックは、
クロミッド+ゴナールエフ推しなので、
高刺激をやりたいと言った時、
担当医はいい顔をしませんでした。
もちろん体への負担を考えてのこともあると
思いますが、
患者の誘発方法をなるべく揃えたい、
という気持ちもあったのだと思います。
全員が同じ誘発方法だと、
診るほうは楽ですもんね。
ミスも少なくなるだろうし。
でも、体の負担がいくら少なくても、良好胚が得られないのでは意味がないので、ロング法に挑戦して良かったです。
受精率が悪いのが悩み、という方は、
誘発方法の変更を検討してみても良いかもしれません。