ここでは布のことについて書きたいと思います。



もう分かってます!って感じのことを書きますので
分かってる方はスルーしてください。




まず、作る布を選んだら
表がどちらか確認してください。


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↑このようプリントがある生地だと
はっきり分かります。


当然ですが、柄がハッキリしている方が表です。


ですが、無地やプリントが変わらない生地だとどうでしょう。



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↑これ、分かります?


ちなみに夢路は分かりませんw



布の裏表というのは
いくつか見分ける方法があります。


プリントがハッキリしている方、
折り目がノの字の方向…とか調べれば
見分ける条件が様々出てきます。



しかしながら残念なことに
これらの条件が布によって
当てはまらないことがあるのです。



いやむしろ、当てはまってないことの方が多いです。



そんなわけで裏表はどちらなんだ、とこだわってしまいがちですが、
もう見分けがつかないもんはつかないですw


最近、シャツなどによくあるのですが
あえて裏表を逆に作ってある商品があります。


これらをみればお分かりの通り、
どちらが表なのかはその作った人自身によるのです。



なので、どちらが表なのか!?という考えに
とらわれるのはやめましょう。


時間の無駄ですw


ですが、いくら見分けがつかないからといって
適当にごちゃ混ぜに裁断するのはやめた方が良いです。



こっちを私は表にする!と決めて
その決めた方を表として裁断してください。


また、裁断し終わると
そのカットした布が
どちらが表なのか分からなくなります。


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なので、夢路はこうやって↑
マスキングテープなどを貼り、
どちらが表だったのか分かるようにしています。


どういう方法でも構いませんが
どっちを表にしたか分かるようにしておきましょう。




さて、表裏の次に大事なことは
布のタテヨコを見分けることです。



これは裏表と違い、
必ず決まりがあります。



布には必ず端っこに、
糸がほつれない硬い部分があります。



その硬い部分を耳と言います。



この耳が左右にくるように
置いてください。



左右にくるように置いたら、
タテヨコはすぐにわかります。



タテは耳に平行な方向です。
(必然的に垂直な方向がヨコ)



言っても意味わからないと思うので、
この以下の画像で判断してください。


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穴がいっぱい空いている
白い硬い部分が耳。

赤い方向がタテ、青がヨコです。



布で一番重要なのが
このタテなのです。


ここで購入された型紙を見てください。

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型紙の中に矢印が書いてあるのがお分かりでしょうか?


この矢印こそがタテの方向を表しています。



なので布にはこう置いて裁断してください。


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タテ(あるいは耳)と型紙の矢印の方向を合わせるのが正しい裁断方法です。




ちなみに『↑』この矢印ではなく、『↕︎』と記載しているのには
ちゃんと意味がありまして
どっちをむけても構いませんよ、という意味です。


なのでタテの方向さえ間違わなければ、

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こうやって置いても構わないです。



※もちろん『↑』の意味もありますが、
ややこしくなるので省きます。

初心者の方にはあり得ないと思いますが
ベロアなど、毛がある布に対して使われます。

教えて欲しい方は個人的にご連絡下さい。
(もしくは自分で調べてみてね)




んで、ここからは
ついでもついでで書いておくのですが、
適当にタテに置くだけでなく、
キチンと『正確に』タテで裁断されたい方。




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このように
透明で、方眼が書かれている定規を用意してください。



まず、耳に方眼のメモリを合わせます。
(方眼の線と耳端を合わせる)


そして、型紙の↕︎の線に
定規の方眼の線を合わせます。


こうすることで、
正確にタテを合わせることが出来ます。



余裕がある方はやってみてください。
これが正しい裁断方法です。


また、これから販売も視野に入れている方、
必ずやるクセをつけて下さい。


もちろん、裁断する全てのパーツしてください。


※そのため、その方へ向けて
準備するものの中に
透明で方眼の書かれてある30㎝定規を入れました。




布の方向と裏表の見分け方は以上です。


さて、ここからは
布の水通しについて話したいと思います。



まず、布を買ったら
水通しというものを行わなくてはならないのですが、
正直な話…ここだけの話ですが、
ドール服においてはやらなくても良いと思います。
(夢路個人の見解です。)




水通しというものは
生地の縮みを考えて裁断前に布を水に浸け、
その縮み分を先に縮めておく作業のことを言います。


布というのは水に漬けると縮むことがあるんですね。
(特に麻はがっつり縮みます)



水通しには水に漬ける…
つまり洗濯をしたときに
作った洋服が縮んで形が歪まないように…という意味があります。



で…ドール服、洗いますか?
ということなんです。


ドール服はボンドやら装飾やらが付いていることが多く、
洗うことを前提に作っていないことの方が多いです。



なので、縮むことをすることが無いんです。


そのため、布を買ってきたら
裁断前にスチームアイロンで
シューシューいわせながら
布を整えるくらいで構いません。



布が歪んでいる場合があるので、
それをアイロンで直すくらいで構わないと思います。




もちろん気になる方は
水通しをしても構いません。
(むしろそっちの方が正しいですし)



ただ、ここで注意点があります。



デニムや濃い色の布の場合です。


特にデニムはあえて色落ちを楽しむ加工がしており、
ガンガン色が落ちます。


落ちるということは
ドールに色移りの危険があるということです。



この場合、水通しの意味があります。


色をあらかじめ落としておく必要があるんです。



なので、この場合(布の色が濃く、色移りの危険がある場合)は
必ず水通ししてください。



水通しのやり方は
すみませんが各自
ググるなりして調べてください。


ここに書くと
やり方が色々あり、
時間がいくらあっても足りません。
すみません…
(;´Д`) 



そんなわけで…




布に関しての説明は
終わりにします。


次はいよいよ裁断ですよ!
(゜ω゜)クワッ