絆ジャパン、今回の活動は二手に分かれ、一方はコットンの農業支援をさせていただいた場所での収穫祭、もう一方はエンジェルハウス(児童養護施設)での芋煮会に参加しました。

自分のグループは、紅葉の赤や黄色に染まった山々に囲まれた児童養護施設での芋煮会に参加。

そこで絆ジャパンとしてバーベキューをし、子供たちにできたてアツアツの焼きそばや焼肉を振る舞いました。それとは逆に、エンジェルハウスの方々や子供たちが作った芋煮のお味噌汁をいただきました。

自分たちが一生懸命火をおこしていると、横で子供たちは「ふぅーーっ、ふぅーーっ」っと炭火に息を吹きかけ、くすぶっている炭に炎の命を注いでくれました。
炭をたしたり、新聞紙を入れたり、子供たちは火をつけるという好奇心で夢中になっていました。
その子たちは、自分が一人で歩いていると、
「ねえ、燃える枝取りに行こう!」「あそこで何つくるの?」と腕を組んできて放しません。

いつもお弁当を配達していただく観陽亭さんに、この日はバーベキューの焼きそばや焼肉の材料をご用意していただきました。
 
 

 子供たちはこちらが肉を焼いていると、「もうお味噌汁食べた?」と聞いてきて、「食べてない」と答えると「じゃ、持ってくるからここにいてね」と走って行き、お箸と一緒に持ってきてくれました。
ジーンとして、子供の声がするっていいなって感じた一瞬でした。

その場にブルーシートを敷き、絆ジャパンの参加者と子供たちが混じって一緒に食事をしました。

食事が終わると、施設の中に入り、皆でクリスマスリースを作りました。
絆ジャパンの参加者と子供たち、そして施設で働く方々とテーブルを囲み、談笑しながら約100個のクリスマスリースを作成。
 
  
 

 最後に子供たちが作ったリースと交換会をして、握手。
「今度はクリスマス会をここでやるからね、一緒に遊んでね!」と伝えると、「うん、絶対来てね!」と言われました。

合間に、施設長にお話をお伺いすることができました。

震災当時、この施設は当日に電気は回復したものの、原発事故の影響で子供達を連れてすぐに避難をしたそうです。

約2週間の避難生活は、狭い部屋で生活し、何度も起こる余震に、不安がる子供達を親代わりとなって寄り添う施設職員の姿が想像できます。

その後施設に戻ったものの、一ヶ月間は水道が止まり、子供達と水を取りに行ったそうです。

そんな壮絶な日々を過ごした施設長と職員方は、穏やかな笑顔をもちつつ、キビキビと行動し、常に子供達から目を離さない、心身ともに力強い方ばかりでした。

今回は子供達と遊び、お話を聞き、自分にとっては今までにない心の変化を感じました。

また参加してくれた方々の一生懸命な姿にも心打たれました。

この場を作って頂いた絆ジャパンの坂下代表、一緒に影で支えて下さったスタッフの皆さん、そして心優しいご参加のみなさん、何よりもエンジェルハウスの子供達と職員の方々に大感謝です。

これからも変わらず、福島へ笑顔と元気をお届けに&いただきに行かせて下さい!