広野町に到着して、農園作業組と一緒にバスを降りてみると
ここ数日の寒さが嘘のように暖かく感じられました
埼玉とは違う太陽の強さを感じるのは私だけでしょうか・・・

今回は株式会社観陽亭 遠藤社長に富岡町内をご案内頂きました。

広野町公民館をお借りしてお弁当を食べたあと
国道6号線を通って広野町~富岡町へ向かいます。
通るたびに増えていく除染作業で出たゴミを入れるフレコンバック置き場に溜息が出ました。
  
 
除染作業がこれから本格的に始まる富岡町でもフレコンバックを置く場所の整地が行われていました。
 
 
 3年近くそのままだったこともあり、背高泡立草で畑や線路は覆い尽くされています。
  
 
富岡駅で震災前の駅や商店街の様子など伺いながら、慰霊碑に献花をしました。
  
地震発生後、町の皆さんに避難をするよう走りまわり、津波で殉職された警察官の方が乗っていた
パトカーがある場所でも献花をしました。
 
 海から高さ20m以上もある高台にある「観陽亭」  ここも1階が津波の被害にあいました。
観陽亭から見える「ろうそく岩」は地震で崩れてしまったそうです。 
地震発生以前の富岡町の様子、地震発生から津波が到達した時の様子
翌日に突然出された全町民避難指示のお話
救援物資を東京から運んだ時のお話などと伺いました。
  


 富岡町は避難指示解除準備区域、居住制限区域、帰還困難区域が混在する町です。
夜ノ森地区で帰還困難区域の前に建てられたバリケードの前で
向こう側にあるお店でお買いものをしたお話、
春になると多くの観光客でにぎわっていた桜並木のお話を伺いました。
 

さくら達は根元から枝に分かれる手前まで除染の為に幹が削り取られていて
その境がはっきり解ります。
それでも枝には小さなつぼみがいくつもついていて(写真不鮮明で申し訳ありません。)
春には綺麗な桜並木になるのだと思います。
 
 
 最後に福島第2原発でスクリーニングを受け、広野町公民館へ戻りました。

視察に参加されたみなさんが実際に見て感じたことを周りの方にお話頂き
福島の現状を知って頂くことで、この地域では”これから”様々なボランティア活動が
”必要”ということが多くの人に伝わってほしいと思います。


あっきぃ☆