福島にも春がやってまいりました。

この春風に誘われるかのように、今回は総勢70名を 越えるボランティアへのご参加を頂きました。
その内27名の方が「伊藤農園」での、コットン栽培の 農業支援へ参加していただきました。

作業場所の伊藤農園の畑は、田んぼを転用した用地です。
8枚の田んぼの面積がコットン畑へと転作されています。
山の緩やかな斜面に開かれた畑ですので、作業中は坂道の 上り下りが体に堪えます。
日ごろの運動不足を痛感する瞬間です。

コットン栽培の1年の工程はザックリ申しますと、
①畑起し→②苗木の栽培→③マルチ張り→④苗木の植え付け→⑤草むしり→⑥草むしり→⑦草むしり→⑧収穫→⑨ゴミ取り
という、過程を必要とします。

今回は今年のコットン栽培の初めですから ①工程の「畑起し」の作業となります。

畑起しの作業と言っても、色々と細かい作業が含まれています。
この日の午前中は、まず畑の排水路の確保と、今後使用する、竹の支柱の製作です。

男性陣はスコップを持って排水路を切り開きます。
中腰での 作業ですので、地味に体に効いてきます。
また、前は田んぼで あったため、粘土の土質が作業を困難にします。

女性の方にも奮闘していただき、細い竹をたくさん切り出します。
この竹を一定の長さに切り分け、この後の農作業で使用する コットンの支柱の完成です。

本当にお疲れ様でした。


ここで、昼食の時間となります。
伊藤農園の方より、みかん・お茶・お漬物・お味噌汁を振舞われ、ボランティアとしては豪華版の昼食となりました。
今回も観陽亭さんのお弁当を感謝しながらいただきました。


ガソリン満タン状態で、午後の作業の開始です。

ここでご活躍いただいたのが、絆の長老・Iさん、Fさん です。
日頃から農業に精通されているだけに、耕運機の操縦もお手の物です。
サクサクと、地面の天地替えを進められます。

午後は、耕運機での作業、排水路作り、畑の表面に石灰撒きを同時に進めていく重労働になりました。



午後の作業には、広野農園での作業を終えたチームも応援に駆けつけ、泥だらけになったスコップの洗浄なども手伝って頂きました。

皆様、本当にお疲れ様でした。

いよいよ、今年のコットン栽培が始まりました。
一年を通じての長い作業になります。
秋の収穫の喜びを、また皆様と共有出来ればと思っています。
末永いご支援をよろしくお願い致します。


活動報告:
M.Tリーダー
写真・編集・追記:ばねっさ