つい最近までは寒さ対策に余念がなかったのに、気付けば熱中症・日焼け・虫さされ対策をするような季節になってきました。  

4/26(土)の活動は、総勢50名を超える参加者とともに一路福島に向かいます。

今回は3チームに分かれ、

・双葉郡富岡町の視察ボランティア
・農業支援チーム1:カジロファーム(伊藤農園)
・農業支援チーム2:広野圃場

で作業を行います。
3チームを組めるほどご参加いただけることは本当にありがたいことですね。
まだまだたくさんの初参加の方もいらっしゃり、日本人の温かさに胸を打たれます。


今回の活動日はカラッと晴れた、まさに農業日和!
では農業支援チーム2:広野圃場(ひろのほじょう)の報告をしたいと思います!

「今日は暑くなるぞ~」

との坂下代表の言葉通り、日が昇るにつれじわじわと日差しを肌に感じます。
M崎リーダー率いる広野圃場チーム10名が到着すると、美しい花が我々を迎えてくれました。


 


しだれ桜の一種でしょうか?
福島の沿岸部は比較的暖かいのでソメイヨシノの季節は終わってしまいましたが、冬の寒さが厳しい川内村などでは今の時期が満開だそうです^ ^


さて、この日は大変だとバス内で前置きがあったように、こなす作業が盛りだくさん!
先日のM.Tリーダーの活動報告より言葉をお借りして、オーガニックコットン栽培工程のおさらいです。

①畑起し→②苗木の栽培→③マルチ張り→④苗木の植え付け→⑤草むしり→⑥草むしり→⑦草むしり→⑧収穫→⑨ゴミ取り

この日の作業は
①畑起し ③マルチ張り が主な内容となります。    

まずは①畑起しの準備として、畑の入り口に盛られた鶏糞(けいふん)を畑にまき、コットンを育てる土壌をととのえます。



なぜ鶏の糞なのだろう?と思って調べてみたところ、

「鶏は牛や豚よりも腸が短く、エサの栄養吸収率が低いため、排泄された鶏糞には三要素(とくにリン酸)が比較的多く含まれ、(中略) 栄養満点肥料である」
(引用:『農文協の会員データベース ルーラル電子図書館』
 http://lib.ruralnet.or.jp/ 「現代農業用語集」より抜粋)

のだそう。ふむふむ。
次回は現地の方にきいてみたいと思います。

↑きれいにまき終わりました!



鶏糞をまき終わったら、次は耕運機(こううんき)で耕します。
この耕運機、実際に動かしてみると見た目よりとっても大変・・・!
小さい耕運機をやらせてもらったのですが、そのパワーたるや例えるならやんちゃなゴールデンレトリーバーを2匹お散歩させている感じ。
しっかり力んでいないとグイグイ前に進んでいってしまいます。

↑見事な耕運機さばきの農業男子

↑耕運機に遊ばれる非農業女子(私)

耕した後は土がふかふか^^
ここから苗を植える段階まであとひとふんばりです。


続いて畝(うね)をつくる作業に取り掛かるのですが、一部既に畝を作って頂いていた箇所の③マルチ張りを先に行います。
この作業で日々の運動不足を痛感できます。
我こそは運動不足!という方は是非ご挑戦ください。


↑土が盛り上がっているところが畝

この黒いシートがマルチ

今後はこの中央の点線上に丸く穴を開け、
苗木を植えていくことになります。一気に農業らしくなりますね。
マルチには色んな効果があり、雑草の抑制にも力を発揮します。
オーガニックコットンでは農薬を使用しないので、雑草だらけになってしまうのです。

マルチが風で飛ばされないよう、両脇に土を被せてもらいながら進めていきます。
引っ張る時の中腰姿勢が辛いんですね・・・


↑ラップのようにピンと張らせるのがコツ



その他細かい作業もありましたが、この日の活動は以上です。
急遽時間が延長されたこともあり、心地よい疲労感の残る作業となりました。
これからはどんどん日差しも強くなっていきます。熱中症予防のためにも帽子はお持ちいただいた方が安心ですね。
(美白を気にされる方は日焼け止めも必須です!)

福島へ笑顔を届けるためにも、まずは皆様のご健康から!
日ごろからご自愛いただいて、またのご参加をお待ちしております。
福島の皆様、M崎チ
ームの皆様、ありがとうございました!^^



記録担当:なつみ