連日世界水泳が放送されてます。
同じ人間とは思えない程のスピードで泳ぐ彼らの技術をそう簡単に真似することなんてとても出来ません。
が、ここは意外と真似できる?
ということで、今日のブログはこれに着目してみました。
「ストリームライン」
水泳をやっている人は誰もが知っている言葉です。
それに対する「けのびの練習」「伏し浮き練習」
最も基本的な練習として皆さんやっていると思います。
壁を蹴って10mとか、12mとか、目安にしてますよね?
呼吸を整えて、姿勢を意識して、せーので壁を蹴れば皆さんそこそこ上手くいくでしょう。
では
毎回のターン(タッチターンでもクイックターンでも可)のあとはどうでしょう??
だぁぁーーーっと泳いで、さっとターンして、壁蹴って、けのびだけで7m以上いけますか?
普段通りやって簡単に7mいける人は合格です。
7mいかない人、普段5mラインより手前で泳ぎ始めてしまう人は、おそらくターン後のストリームラインが取れてません。
でも、海で泳ぐのにターンは関係ないじゃないか
と言うトライアスリートがいるかもしれません。
ノンノン、そう考えてはいけないんです
何が言いたいかというと、そういう人はたぶんストリームラインが体に染みついていません。
ということは、泳ぎの動作中も姿勢制御がおそらくできていません。
いま、世界水泳が連日TV放送されているので、ぜひトップスイマーのターン後動作(特に平泳ぎ)に注目してみてください。
素晴らしいストリームラインを見せてくれます。
平泳ぎ以外ではターン後すぐに加速動作に入るためほとんどの人がドルフィンキックを使いますが、指先から腰までの安定感は素晴らしいものがあります。
スタートとか、ターンとか、大きな動作が入ったあといかに素早く最小抵抗の姿勢を作れるか?
これが体に染みつけば、泳いでいるときの姿勢も乱れにくくなりますし、乱れに対しても敏感になり、結果抵抗の少ない基本姿勢を維持し続けることが出来るようになります。
これはたとえ話ですが
柔道家は投げられたときに受け身を必ずとりますよね。
これは投げられた瞬間に受け身のことを考えるのではなく、たぶん体が勝手にそう動くくらい受け身の練習をしてきた結果、投げられた時に無意識に受け身をとるわけです。
最初のうちは「受け身!」と意識しないと受け身が取れなかっただろうと思うのですが、何千回も投げられて、体がそう動くようになってしまっているのだと思います。
それと同じ。
体に染みこませるというのはそういうこと。
ターンをしたらすぐストリームラインをとる動作を無意識で出来るようになること。
もちろん最初は意識しないと出来ないと思います。
でも、何千回も繰り返せばきっと体にしみこませることが出来ます。
短水路なら50mで1回、100mで3回、200mで7回のターン動作があります。
これを毎回・・・とまでは言いませんが、少しでも意識できればだいぶ違うと思いますよ。
距離をこなしてタイムを見るだけでは水泳は速くなりません。
トライアスロンをやる上で、水泳は心肺機能を鍛えるよりも、技術を高める方が重要と思います。
心肺機能は他の種目で鍛えてるでしょうから。
推進力を得る技術はもちろんですが、呼吸の技術、抵抗を減らす技術、そして姿勢制御の技術。
力泳することばかりに気を取られて、基本を疎かにしている人は多いんじゃないでしょうか?
余裕がなくなってハァハァなってしまう泳ぎより、そういういろんなことを意識し続けられる
ほ ん の 少 し の余裕(ハッタリさん流表現法をお借りしました)を残した負荷で泳ぐのが、心肺的泳力だけでなく、技術的泳力を高める上では良い練習になるんじゃないかなーと思ってます。
ストリームライン=抵抗を減らす基本
というわけで、ターン後のストリームラインを意識してみましょう と言う提案でした。
今日のトレ
泳ぎに行く暇がなく、ランニングとローラー台1時間。
夜7時過ぎても気温33度と殺人的な暑さの中では4kmで限界でした
そのあとのローラー台も室内に避難してエアコン+扇風機フル稼働で何とか1時間。
暑さで集中できないよりは良いかな~、と
でもエアコン代も馬鹿にならないので、やっぱり夏はプールが一番!
お読みいただきありがとうございました。
そうか、次回プールで試してみようかな?と思った方はワンクリックお願いします~。