4月1日はわたしの産まれた日。

そして大好きな祖父の命日です。

祖父の口癖は
「かおりがお嫁に行くまでは死なない」
でした。

わたしは祖父に無条件の愛を注がれ、当時は厳しい両親よりもおじいちゃんが好き(お父さん、お母さんごめんね)でした。

どんな辛い出来事も、嫌なことも、おじいちゃんに会える!と思うと耐えたり頑張ることができました。

おじいちゃんは、病気になり、入院し、それでもおじいちゃんの口癖を信じていたわたしは、おじいちゃんがこんなにも早く死ぬことなんて想像もしたことがありませんでした。


わたしが小学校3年生の4月1日。
いとこのお姉さんたちが家に集まり、母は出掛けていきました。
なにか違和感を感じながら、お姉さんたちがお誕生日をお祝いしてくれるのが嬉しくて・・・お姉さんたちと夕食をたべはじめたとき、母から電話がきました。
「おじいちゃんがなくなった」

何度も何度も嘘でしょ??エイプリルフールだから??と聞いたのを覚えています。

幼いころは、毎年、お誕生日とおじいちゃんの命日がやってくることがとても悲しくて、辛くて、なんで死んじゃったのかな

しかもわたしの誕生日に死ぬなんて・・・

と思っていましたが

自分が病気になったり、家族ができたり変化していく中で

おじいちゃんは、1日でも長く生きようと、せめて4月1日までは・・・

と思って息を引き取ったのではないかと、今は思います。


最後まで・・・
きっと今も
無条件の愛を送り続けてくれているのだろうなあ・・・
と感じています。