HowCuteの肌着のオーダーを連日いただき、在庫が全然ありません
少しお待ちいただき、一生懸命縫っています
「届くのが楽しみです」と言っていただけて、ありがたい限りです
福岡と長崎の赤ちゃんが着てくださいます
嬉しいな
4年前に宇都宮市のビジネスプランでグランプリをいただいた時に賞金20万円をいただきました
それで超ハイテクミシンを購入させていただきました
縁起の良いミシンで肌着を縫っています
刺繍もすごいのができるのですが、こっちは使いこなせていないです
洗濯にも強いプロ仕様
それでもママ達から、私が縫った肌着も「可愛い」というメールをいただくと嬉しくて嬉しくて、ついついまたオーダーを心待ちにしてしまいます
5年も前の話です
実は肌着は以前、他の方に作製をお願いをしていました
私は裁縫も得意ではないし、未熟児サイズの肌着はパターンも作り方もないので、全く未知の世界でした
だから、私のデザインを形にしてくれる縫製のプロにお願いをしていました
それでも、未熟児サイズの実用的な肌着は作るのが難しく、お客様にサンプルを試していただいて改良に改良を重ねていました
そんなある日、お客様から肌着のお礼を作ってくれた人にも言いたいとメールアドレスを聞かれました
彼女に聞いたら教えても良いという事でメールアドレスを教えました
それから数日経ち、彼女からとんでもない事を聞きました
「肌着のお礼が来ましたが、直接オーダーが私に来ましたよ。断りましたが報告しておきます」と。。。
私を介しているので、彼女に頼んだ方が安いと思ったのでしょうね。。。
すごくショックでした。。。
お客様は私に肌着を依頼してくれていなかったんだなぁ、縫えれば誰でもいいんだなぁって。。。
「自分が縫えないからいけないんだ」って
それから自分で肌着の研究をして教室でも縫い方を教わって、4年かけてこの形とサイズを編み出し作り上げて来ました
思いがけず、看護師さんから点滴用肌着を考えて欲しいというご依頼をいただき、それが特許や意匠権を取れたり、NICUでも少しずつお使いいただける施設が増えてきました
自分が縫えるようになった事で、頭に浮かぶデザインを自ら作り上げる事ができるようになったのです
これは自分でも予想していない事でした
あの時、あの出来事があったから私は深く反省し、自分で縫えるようになったのです
しかし、点滴用肌着が良いものができたとはいえ、NICUでお使いいただくのはベビー専門の縫製工場でないといけません
主婦の私がどうやってベビー専門の縫製工場で肌着を縫っていただけるかと考えていたら、たまたま市の広報でビジネスプランコンテストの記事が目にとまりました
どうしても点滴用肌着をNICUに普及させたいと応募し、幸運な事にグランプリをいただき、県でベビー専門縫製工場を紹介いただく事ができました
ここまで4年の歳月がかかっています
一歩、一歩、着実に進んできました
縫製工場で肌着を仕上げてもらうのも、自分の想いを理解して縫っていただけるところではないといけません
ただ、小さければいいのではなく、着せやすくて布地も柔らかくて、可愛らしくて洗濯にも強くなければいけません
そのような奇跡の出会いやご縁をいただきながら頑張ってきました
HowCuteがプロデュースする肌着はこだわりの肌着です
今も週二回、洋裁教室に通ってパターンや縫製の勉強をしていますが、とても楽しいです
今日は点滴用肌着を仕上げました
みんなに、「すごい!すごい!かわいい!かわいい!」とおだてられて嬉しくて大喜びです
全く縫えなかった私が、悔しい経験をさせて下さったお客様のおかげで縫えるようになりました
この事で、いろいろな商品を生み出す事ができるようになりました
本当に感謝です
お金を出せばなんでもできますが、人の心はお金では買えません
同じ思いを持つ、私を応援してくださるママ達や医療者の皆さま、関係企業さまに感謝しながら頑張ってきています
今も、次から次へと新しいデザインが頭の中に生まれてくるので、それを形にするのがワクワクします
あの時のあの瞬間の気持ちは忘れられませんが、同じような悔しい気持ちを何度も経験してきて、その都度、怒りではなく反省してきました
反省をすると自分に足りない部分が見えてくるので、補えば良いだけです
悔しい思いをプラスのエネルギーに変えれば、自分自身も変われるんだと思いました
だから、私は生半可な気持ちで10年もHappyFroggyをしていません
これからも頑張ります
ぜひ、これからも応援してください
長文お読みいただき、ありがとうございました