米国FDA(食品医薬品局)はファイザー社のmRNAの接種可能な年齢を5〜11歳に引き下げることを認める勧告を出しました。日本でも同年齢に使用できるように申請するとのことですが、米国に追従するのは間違いないと思います。



しかし、今回の記事に示すように、ワクチンによる他人への感染を防ぐことの整合性は否定されています。

今回の記事はとくに以下の方は必見です。
・ワクチンパスポートに反対されている方
・職場や学校などでワクチン接種を強要されている方
・自治体、公共施設、病院、会社、学校などの責任者や指導的立場にある方
・自分や子どもがワクチンを受けるかどうか(3回目の接種を含む)迷っている方

とても重要な情報ですので、ワクチン接種の賛成、反対に関わらず多くの方に拡散していただければと思います。

新型コロナワクチンを打っても打たなくても、感染した時のウイルス排出量は変わらないという論文がMedRxivに出ています。




つまり、私は以前から繰り返し指摘してきましたが、ワクチンを打っても他人にうつすことを防げないし、うつす頻度も減らさないということです(図も参照してください)。

しかし、今回の記事からわかることは、以下のような考え方は完全な間違いであることです。
・他人にうつすのを防ぐために打つ
・受けるのが(大人としての)当然のエチケットである
・打たないと他人に迷惑をかける
・受けない人は、自分勝手なとんでもない人である
・・・

今回コロナに関わらず、ワクチンを受けるかどうかは自分で決めることなのです。つまり、ワクチンを受けるのは、自分自身の感染症に対する対策(自分自身の発症率・重症化率・合併症を防ぐためなど)の「一つ」として行うものであり、他人のためにすることではないのです。

感染対策はワクチンだけではないという点も重要で、他者軸の対策(手洗いも、マスクも、ソーシャルディスタンスも、外出の自粛・・・)もあれば、自己軸の対策(自身の生活を整える)もあります。それぞれが自分の年齢や健康状態、生き方を考えて、何をどのように選択し、実践するかは自分が決めることなのです。

ワクチンは、これらを考慮・実践し、自分が受けたいと思えば受ければよく、受けたくなければ受けなければいいのであり、決して他人に強要するのもではなりません。

他人に移すことを防げないことに加え、通常子どもに流行する感染症と比較しても子供たちにとってコロナは全くと言っていいほど問題にならない感染症(これについては次の記事に詳しく書きます)ですので、身を守るためのワクチン接種も必要ありません。

いずれにしても、ワクチンを打っても他人への感染を防げないし防ぐ頻度も減らさないことがはっきりしていますので、ワクチンパスポートの理論的な整合性は全くありません。

ワクチンパスポートだけでなく、ワクチン接種に関係するあらゆる政策、対策、勧告、マニュアルなどを根本的に見直す必要があることになります。

同調圧力の強い社会では、強い説得力が必要になります。
ぜひ、私の本も参照していただければ幸いです。



以下、日本でのコロナの現状を少し補足して説明します。

今回紹介した論文は、デルタ株に対する現在使用されているワクチンの「他人にうつすことを防ぐ効果」が全くないことを示しています。

現在の日本は、コロナの第5波がほぼ完全に収束していますが、現在検出されるのは、ほとんど全てデルタ株です(図参照)。

そして、今後流行する株は、デルタ株よりさらに変異が進んだ株になりますから、現在のワクチンの他人に移すことを防ぐ効果はますます期待できないことになります。

これまでに書いてきたコロナウイルス関連の記事は以下にまとめています。
https://www.facebook.com/shinjiro.homma/posts/2728645230793812