【私がHappySweetsクリエイターになるまで】


『ケーキは幸せの象徴なんだ❗️❗️


一年に一度の誕生日。

小さい頃 何よりも楽しみにしていた日。

お祝いされるからはもちろんだけど、母がスポンジケーキを買ってきてくれて兄弟揃って作り上げるお誕生日ケーキ。


形は歪だけれども、どんなケーキにも負けないくらいに美味しくて最高に幸せなケーキでした。



自分もこんな風にケーキで人を幸せにしたい!
そう思いパティシエになることを決意しました。



2年間の専門学校生活の中で、お菓子の技術の基礎から理論まで学び、

授業の中だけでは身につかないナッペやクリームの絞りは毎朝の自主練で学び、

毎日新しいお菓子との出会いが楽しくてあまりにも気合いを入れすぎ、

高熱にも関わらず無理やり出席して肺炎になりかけてしまうほど…。。


でも、無理をしてでも全てを学び尽くしたいくらいお菓子を学べることが幸せでした。


そして卒業後すぐに、

一口食べてその美味しさに感動した吉祥寺にあるケーキ屋さんに就職。


お店での接客からお菓子づくりの基礎や仕込み方。

モノづくりに対しての姿勢。

撮影時のケーキの準備や講習会でのサポート。


3年目からはスーシェフとなりケーキの全ての仕込みから後輩指導まで任せられ、

お菓子づくりだけでなく本当に多くのことを学びました。



もっともっとお菓子の幅を広げたい‼︎


そう思い5年目の年末にお店を退職。


シェフからは、

『店を辞めても、髙橋さんは私の大切な弟子だからいつでも頼っていいからね。』


と温かい言葉をいただきました。



知り合いの紹介で女性オーナーの小さなケーキ屋に就職。

これからまた新しいお菓子と巡り会える‼︎
心高らかに入社。



だが、待っていたのは…

理不尽な心無い言葉や
人格否定をされる言葉を浴びせられる毎日でした。


「そんなのでよく今まで生きてこれたね。」


「私があなたの頃にはもっと出来てたよ!」


「前のシェフや親の育て方が悪かったからでしょ!」



と、

自分だけでなく自分の大切な人までも全否定されました。


毎日毎日そんな言葉を浴びせられる中でのお菓子づくり。

大好きなお菓子づくりをしているのに、
全く心が踊らずいつしか心を閉ざし
普通に話すことも笑顔になることもできなくなっていました。


このままでは大好きなお菓子作りさえ嫌いになってしまう。


意を決して退職願を出しました。





このときの私は、
自信をなくし精神面的にかなり追い詰められていて、



『もう、ケーキ屋さんには戻れない…』




そう思いました。