聖地をたどる旅 海の熊野   飛鳥神社(三重県尾鷲市曽根町) | スピリチュアルライフ ー 原水音のマザーアースカフェ

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アメリカ、屋久島を経て、熊野の自然のなかで暮らしています。四人の子どもを自宅出産、自然育児で。スピリチュアルでエコな体験をおしゃべりしちゃいます。


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熊野市波多須町。こんもりとした樹にいだかれて建つのは、徐福の宮。

ここもおだやかなエネルギーが流れるスポット。




新春から熊野の神社めぐりをしてきました。


熊野の魅力は、熊野三山と熊野古道ばかりではありません。


古代から大自然の聖地とあがめられ、原始自然信仰が今も


残る熊野には、巨石や巨樹のパワーがみなぎる聖地が多くあります。


今回は海の熊野の神社をご紹介します。




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三重県熊野市から伊勢志摩へとつらなる熊野灘は、


美しいリアス式海岸で形成され、海岸線を走る道路からは


冬なお太陽の光かがやかな青い海が満喫できます。



熊野市から波多須町(はだす)、新鹿海岸(あたしか)を越えて、


尾鷲市曽根町(そね)の飛鳥神社に参拝してきました。


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曽根は漁業の町


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飛鳥神社は、海のすぐそばに建つ神社で、ひかえめな社と


対照的に鎮守の杜には樹齢1000年を越える巨樹がたちならぶ


パワースポット。


鎮守の杜を形成する植物群は亜熱帯性と温帯性の木々が混じった


ゆたかな杜です。


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かわいい狛犬さん


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境内裏手の大楠の巨樹は、三重県第三位の巨木。樹齢は1000年と推定されています。


千年の時を生きてきた木といえば、聖老人と呼んでもいいくらいなのですが


不思議とこの巨樹には、若々しい息吹のようなエネルギーを感じ、わたしは


熊野の数ある巨樹のなかでも、この楠の木が大好き!


乾いた幹に顔をうずめ、両手を太い幹にまわして木に抱かれていると


こずえで野鳥が歌ってくれました。


あたたかい波動が流れてきて、安らかな気持ちになります。


明治時代に政府が出した神社合祀令によって、全国で多くの神社がなくなりました。


なかでも三重県は全国一多くの神社が破壊されたのです。


神社がなくなるということは、鎮守の杜が消えてしまうことであり、


ご神木をはじめとする巨樹たちや、貴重な生態系が失われるということ。


海のすぐ近く、台風の雨風も激しいこの地で、


人間の手による伐採ものがれて


ここに生きていてくれる巨樹に


わたしは感謝の祈りを捧げずにおられませんでした。



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海のそばにある神社は大きな玉石を石垣にしています。丸い石をつかい前後左右を安定したかたちで組あげていくのは高い技術が必要です。





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神社裏手はもう海。境内から伸びた木々の枝が水面にゆれて美しい



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