こんにちは。
『健全なんだってば…。』の解答です(・ω・)/

こちらのお話は、popipi様宅で開催中の〖真夏の健全キャンペーン!!〗に参加させていただいてます!

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無断転載はぜ~ったいにダ・メ!



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「社さんに揉まれるのは心外です」

 

「なっ!?」

 

急に怖いオーラを纏って現れたと思ったら…

失礼な!
手も洗ってあるし、俺だって揉むくらいは出来るぞ!

 

「揉まれるなら、最上さんに揉んでもらいたいです。俺、社さんとそんな関係にはなりたくありません」

 

「……」

 

なんか、『揉む』違い…? 

 

「ねえ最上さん」

 

そう言って俺の担当俳優は、商売道具でもある、その猛烈に整った綺麗な顔に最大級の色艶を乗せて、キョーコちゃんを覗き込む。

 

「俺、最上さんに揉んでほしいな」

 

「はい?私は構いませんけど…。社さんが揉んでも私が揉んでも同じだと思いますよ?」

 

ちゃんと手も洗いましたし。 

白くて細い手をひらひらと蓮の前に翳しながら、キョーコちゃんが返す。

 

「……うん。でも俺、最上さんに揉んでつけて欲しいんだ」

 

蓮、めげないな…。

 

「そうですか?では、僭越ながら最上キョーコ、敦賀さんの分のキュウリを揉んで漬けさせていただきます!!」

 

ビシッと敬礼ポーズをとったキョーコちゃんが、ロケ先でいただいたというキュウリを袋から出そうとする。 

 

「なるべく太くて長いのにしてくれる?」

 

「敦賀さん、そんなにお好きなんですか?そういえば、深く漬かってる方がいいんですよね?」

 

珍しく蓮が食に興味を持ったと勘違いしたキョーコちゃんが嬉しそうに尋ねる。 

 

「うん。深い方がね…。でも、本当は『何もつけずにナマでそのまま』が一番いいかな」

 

蓮の瞳の奥が怪しく光ったのを俺は見逃さなかった!

 

「ふぇ?」

              

「コ、コラッ!蓮!清らガールなキョーコちゃんになんて破廉恥なことをっ!」

 

慌てて止めに入った俺に、キラキラしてるのにうすら寒いあの笑顔で蓮が恍ける。

 

「嫌だな社さん。俺はキュウリの話をしているんですよ?キュ・ウ・リ」

 

こ、怖い…。 

さっき直したばかりのメガネがまたずれた。 

 

「それでしたら、灰汁抜きだけしてすぐに出来上がりですよ」

 

「デキたら俺が全部責任もって貰うからね」

 

デキたらの意味が絶対違う!

そう確信している俺をよそに、蓮は楽しそうにキョーコちゃんに灰汁抜きの仕方を教わっていた。

 

「そんなにキュウリがお好きなんですか!?じゃあ、敦賀さんに沢山キュウリのお料理をお作りしますね!」

 

ピュアなキョーコちゃんが眩しすぎて目にイタイよ…。

 

そんな彼女とは真逆の確信犯な担当俳優は…

 

「ほら、こうすると先から白くて苦いのが出てくるんです」

 

「本当だ。最上さん上手だね…」

 

さすがは人気ナンバーワン俳優『敦賀蓮』。

その綺麗な顔面の下で不健全全開な会話を楽しんでいるとは微塵も感じさせない、完璧な笑顔だ。

 

この際、キョーコちゃん本人が不快な思いをしない限りは、蓮の確信犯な不健全ワードは見逃す方向で行こうと、ズレたメガネを直しながら俺は心に決めた。

 



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…てことで、応えはキュウリの漬物でした~!
またまた正解の方が沢山いらっしゃいましたо(ж>▽<)y ☆
回答をくださった方々、ありがとうございましたm(..)m


書いててとっても楽しかったです!
popipiしゃん、素敵なお祭りありがとうです♡


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