悲しくなりました。 | 「身体は食べた物でできている!」

「身体は食べた物でできている!」

海外で働いたり、農業で自然に触れたりする中で気付いたこと書いたり、デモクラティックスクールのようなフリースクールの設立に向けての活動を発信しています♫

先日テレビを観ていたら、

NHKでTPPについて

討論会みたいなのがあっていました。


その中で視聴者からもらった

ご意見メールの紹介があったんです。


TPPに関していろいろな意見が寄せられる中で


僕が気になったメールがありました。


60代男性
「国に守ってもらうという農業の体制を見直す時。
農家は自立へ進むべきだ」


このメールが紹介されたとき、

僕は

「この男性は何を言っているんだ?」と思いました。

国に守ってもらう?

なぜそんなことが言えるのか。





きっとこの男性は知らないんだろう…




農家のみんなが休日の朝早くから

自分の土地でも無い道沿いを

朝早く草刈りをして

景観を守っていること。


地域の消防団員には多くの農家さんがいて

火事の時には消防士より早く駆けつけたり、

行方不明になったお年寄りを探しに行ったりしていること。


すべての人が安心して食べられるようにと

有機農法から自然農法に転換して、

過疎化する環境を守ろうと活動している人がいること。


農家さんが阿蘇の草原を守るために

毎年命がけで野焼きをして、

それが熊本県全域の生活用水となる

地下水の保全にもつながっているということ。


農協(JA)を退職後に

有機農業で法人を立ち上げ、

過疎化して耕作放棄地となる畑を少しでも受け持ち、

中山間地域を守ろうとしている人がいること。



いろんな見方があって

いろんな意見が出ると思うけど

僕の知っている農家さんは

一生懸命に「守ろう」としています。



もしかしたらこの男性は

補助金などで国が農家の世話をしているのでは?

と思っているのかもしれません。


確かに農業には補助金制度は沢山あります。


しかし、

フランスなどヨーロッパでは

もっと手厚い補助金制度があります。

それは

「農家が環境を守っている」

という考えが根付いているからだと思います。


実際にこんな話があります。

日本の農家さんが

フランスのりんご農家を視察したときのことです。


りんご農家さんが質問をしました。

「ここのりんごで作ったりんごジュースは

この地域でとても売れるんだ。

なぜみんながここのりんごジュースを買ってくれるのか

わかりますか?」



この質問に

視察へ行った日本の方は

「味がいいから?」

「ここでしか採れない品種だから?」

「パッケージが良いから?」

と答えました。


りんご農家さんは答えました。


「地域の人たちが

ここのりんごジュースを選ぶのは、

ここを選ばないと

この環境が失われると知っているから。」


つまり

この地域に住んでいて環境を守りたいと思うから

地域の物を選ぶということです。


自分たちが地域のりんごジュースを買うことで

農家さんが環境を維持できる。


消費者がそういった目線で物を選んでいるんですね。



日本でもこういう目線で買い物する人たちが

増えてきていると思います。


少し話が逸れましたが、


日本でも

「農家さんが必死に環境を守ろうとしている」


ということを知っている僕としては

この男性の意見を聞いて少し悲しくなりました。



もっと発信していかないと!



農家の日常や農作業での苦労、

生産物への思いやこだわりが

消費者の方へ伝わるようにもっと発信して行こうと思いました!


自分の想いなどを発信する農家さんが増えていくと

消費者と農家の心の距離も

グッと近くなると思います!!!



そんな想いから

農家さんと消費者の心の距離がグッと近くなる

グループをfaccebookで作りました♫

グループ名は

「日本こだわり野菜推進委員会」
です!笑

ぜひ覗いてみてください♫

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https://www.facebook.com/groups/kodawariyasai/



農家さんはみんなこだわりを持って農業をしています。

こだわりが有るから美味しい野菜ができるし、

より安全な野菜ができる。


農家さんが持っているこだわりや想いを

消費者のみなさんにもっと届けたいと思って

立ち上げたグループです。



誰でも入れるグループですので

是非覗いてみてください♫



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