人生には「好転反応」があることを知れば占いは怖くない

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人生には良いときもあれば悪いときもありますよね。あたかも寄せては返す海の波間のように、アップダウンを繰り返します。占いとはそんな荒波を乗り越える道しるべ、まさに「羅針盤」のようなものなのかもしれません。ただ、そこで一つだけ覚えておいて欲しいことがあります。

それは、不幸の中には幸福の種が隠されており、幸福の中には不幸の実が潜んでいるということ。人は目の前の自分に起こった出来事に捉われてしまい、その奥にある意味まで見抜くことは難しいと言えます。そんなとき、不幸も幸福もその意味を考えることで、人生の恐れを無くすことができるようになるのです。

東洋医学の世界では「好転反応」というフレーズがあります。これは鍼（はり）治療や整体などの自然治療を受けた後に、健康を取り戻すプロセスで、だるさなどの疲れや痛み、発熱などの症状が現れることをいいます。治療をすることで、今まで滞っていた身体の流れが良くなり、一気に悪いモノが身体中を巡ることで、ネガティブに見える症状が起きるようになるのです。

そして、この好転反応の症状が起こるのは、回復の証だと言われています。これは人生においても同じことが言えます。自分のレベルが上がる直前というのは、必ずと言っていいほどネガティブな出来事が「これでもか」というほど起こります。自分の方向性、考え方、やり方が間違っているのかというくらいに打ちのめされます。

しかし、これはその後に新しい自分に生まれ変わるための「人生の書き換え」のようなものだと言えます。その生みの苦しみを、ただ不運だと捉えて嘆き悲しむのは非常に勿体ないことなのです。目を曇らせていると、これから訪れるはずである好機を逃してしまうかもしれません。逆もまた然りで、幸運なときにおける不運の前兆であることも少なくありません。これを心得ておけば、どのような運勢でも占いの結果でも受け止められるはずです。