子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

【募集】<叱る依存>が止まらない・村中直人先生講演会

 

こんにちは、子育てコーチング協会 代表理事の和久田ミカです。

 

当会のイベント「すまいるママ塾」の開催が4月に決まりました。

 

 

今回は、

 

すまいるママ塾 Vol.13
<叱る依存>が止まらない

~誰もが生きやすい社会のために~

 

村中直人先生の講演会+和久田との対談です。

 

とってもお忙しく、なかなか時間が取れない中、ご講演いただけることとなりました!

 

普段は60分間のご講演をいただくのですが、今回は なんと90分間です。

 

 

会場でお聞きになりたい方は、4月15日(月)新大阪の会議室にて イベントにご参加いただけます。

定員30名ですので、お早めにお申し込みくださいませ。

 

オンラインでの録画配信もありますよ。

 

 

 

ベストセラーのご著書が有名ですよね!

 

 


 

 

 

叱ることは、快楽であり依存性がある

 

私が小学校の教師だったときに、とても印象的だったエピソードがあります。

 

一緒に組んでいたA先生が お説教好きだったんです。

 

「前に教えた2年生は、そんなんじゃなかった!」

 

と、何かあるたびに 空き教室に 子どもたちを集めて、40分間(!)ずっと叱り続けます。

 

 

そのときの、A先生の 生き生きとした表情といったら!

 

子どもたちは、どんなつまらない話でも じーっと聞いてくれますからね。

 

そりゃー、気持ちよかろうもん。

 

  叱ることは快楽なんだなあ…

 

と思いながら、お説教を子どもたちといっしょに聞いていました。

 

快を伴う経験だから、やめられない、止まらない。

まさに、<叱る依存>です。

 

 

怒るはダメだけど、叱るはOK?

 

A先生は決して「怒っては」いませんでした。

 

「叱って」いました。

 

子どもたちに

 

「もう、(同じ過ちは)しません」

 

などと唱和させて、

 

「みなさん、これからがんばりましょう」

 

なんて話していましたが、怒らないで叱れば、子どもたちに 伝わっているでしょうか?

 

答えはNOです。

 

 

私は 子どもたちとともに 体育座りをしながら

 

「腰が痛い、早く解放されたい」

 

という思いで いっぱいでした。
 

子どもたちも(全員ではないかもしれませんが)、苦痛から解放されるために

 

「がんばります」「もう、しません」

 

を繰り返したのではないでしょうか?

 

 

ひとが怒る目的にはいろいろあります。

 

●怖がらせて すぐに 言うことを聞かせる

●自分の方が立場が上だとわからせる

●感情の発散

 

などなど。

 

 

A先生は 怒ってはいませんが

 

「苦痛を与えて屈服させ、自分は快を得る」

 

という点では、「叱る」も「怒る」も 同じような気がします。

 

 

そして、村中先生は断言されています。

 

「叱ることにほとんど効果はない。

 むしろ弊害が多い」

 

科学的に証明されているのだそう。


みなさんも、「叱る依存」や「叱る弊害」のメカニズムについて、もっと知りたいと思いませんか?

 

 

 

とはいえ、世間は「叱る」を求めてる

 

親になってから 経験することのひとつが、

 

「世間は、厳しく叱る親の姿を求めている」

 

という無言の圧です。

 

私たちが子どもたちを「叱らない」と、私たちが 世間から「叱られる」という風潮がありますよね。

 

 

ふだんなら怒らない場面でも、人の目が気になって 子どもをきつく叱ってしまった、という方もおられるでしょう。

 

叱ることに効果がない、とわかっても、やめるのには勇気がいります。

 

 

また逆に、昨今は 「叱らない方がいい」という風潮もありますね。

 

でも、「叱らない方法」なんて学校で学んでないし、どうすればいいかわからない、

 

というのも本音ではないでしょうか。

 

 

村中先生の話をお聞きになると、

「じゃあ、どうしたらいいの?」

 

その答えが見つかると思います。

 

 

 

<叱る依存>のメカニズムを知り、連鎖を止める

 

村中先生の話を たくさんの人に聞いていただきたいのには、もうひとつ訳があるんです。

 

それは、社会が変わると思ったから!

 

連鎖を断ちきるには、社会全体で「叱る依存」について 共通認識を持つ必要があるのです。

 

 

私たち親だけでなく、教育現場、スポーツの指導の場、職場などさまざまな場所で、

 

「叱る」「怒る」「パワハラ」

 

といった、あまり効果のない方法が まだまだ 大手を振って歩いています。

 

「厳しく指導され、叩かれてきたからこそ、今の自分がある」

 

というゆがんだ信念のもとに、旧態依然の指導者もまだまだたくさんいます。

 

 

でも、それらが持つ

 

正しさや正義感で支配して、他者をコントロールすることに 快感を感じている、

 

という側面を みんなが認識できていたら、見方が変わりませんか?

 

 

また、叱るより効果的な方法を みんなが知っていたら、

 

もっと子育てがしやすくなりませんか?

 

 

もちろんね、感情のコントロールは 完璧には無理です。

 

人間は感情の動物ですから。

 

当会のカリキュラムでも、

 

「つい、怒っちゃうときもあるよね。

 

怒りを0にすることを、学びの目的にしないでね」

 

と お伝えしています。

 

 

そんな弱い自分も ギュッと受け止めながら、でも、

 

  子どもたちのために、

  自分たちのために、

  次世代のために、

 

できることをしていきましょう。

 

いっしょに 村中先生の話を聞いてみませんか?

 

 

村中先生のご講演の詳細はこちらです

会場に来てくださった方は、本をお持ちいただければ サインをいただけますよ!

 

また、無料メルマガ会員はそれぞれ500円引きとなります

 

無料メルマガ会員登録はこちらです

 

すまいるママ塾 Vol.13
1)会場に参加 <しめきり4/10>

定員30名

●参加費 6,000円(会員は5,500円)

●日時
4月15日(月)10時半~12時半ぐらい

●場所
KITENA新大阪 貸会議室
JR新大阪東口より徒歩2分
地下鉄御堂筋線新大阪駅5・6出口より徒歩8分

*サイン会あり
*録画視聴はありません

お申し込みはこちら
2)会場参加+アーカイブ<しめきり4/10>

●参加費 7,000円(会員は6,500円)

会場に参加し、録画もご覧になりたい方

*サイン会あり
*配信から1カ月視聴可能

お申し込みはこちら
3)アーカイブ(録画視聴) <しめきり4/26>

●参加費 6,000円(会員は5500円)

ご自宅で何回もご覧になりたい方

ゴールデンウイーク中も視聴可能です

*配信から1カ月視聴可能

お申し込みはこちら

 

 

講師プロフィール
村中直人

1977年生まれ。

臨床心理士として公的機関での心理相談員やスクールカウンセラーなど主に教育分野で勤務し、発達障害、聴覚障害、不登校など特別なニーズのある子どもたち、保護者の支援を行う。

支援を行う中でニーズに対する支援の少なさを実感し、2009年に一般社団法人 子ども・青少年育成支援協会を設立。

「あすはな先生」事業の立ち上げに従事し、特別なニーズのある子どもたちや保護者への支援活動を多数実施。現在は、人の神経学的な多様性(ニューロダイバーシティ)に着目し、脳・神経由来の異文化相互理解の促進、および働き方、学び方の多様性が尊重される社会の実現を目指して活動。

企業向けに日本型ニューロダイバーシティの実践サポートを積極的に行っている。

また、「発達障害サポーター’sスクール」の運営を通じ、全国に正しい知識を持った理解のある支援者を増やす取り組みにも力を入れている。

 

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