昨日は、英語でアロマセラピーレッスンをしました。



生徒さんは、ただ今英会話を勉強中の
ドイツ人のエブリンとスイス人のアイリスの2名。



英会話講師のジュリアの紹介で、
英語で色々なことを習うことによって
生きた英語を使おう、という主旨のもと、
私が講師として参加することに。



約束の時間9時ぴったりに現れた2人。


さすが、時間に正しいドイツ人です。



講義の最中、時々わからない言葉があると、
ドイツ語でごにょごにょ言いあう二人。


聞けば、スイスでもドイツ語を
母国語として話すのだとか。


でも、生粋のドイツ語じゃなくて、
アクセントが少し違うドイツ語なので、
ドイツ人のエブリンが早口でしゃべると、
スイス人のアイリスは理解できないのだそう。


少しははみかみながら
アイリスは説明してくれました。



今日はアロマセラピーの概要と、
精油をどのように日常生活で活用して役立たせるのかを説明。



実習では、それぞれの肌質にあったバーム(
タイガーバームの様な固めのクリーム)を作りました。



アロマセラピーを少し知っているエブリンは、
最初は口数が少なかったですが、
色々な精油の香りを嗅いでいくうちに、

自分の経験を色々話してくれました。



家ではお洗濯にラベンダーの精油を使ったり、
お風呂にフランジパニの精油を入れて楽しんでいるそうです。



小さいころイランに住んでいて、
そのときはパチュリーの香りが大好きだったそう。



ラベンダーは数ある精油の中でも
一番応用範囲が広くて、
無人島にアロマピストが行くとしたら
10本のラベンダーを持参するほど毎日の生活で活躍する精油です。



ラベンダーの語源は、洗う、という意味があって、
お洗濯に昔は使われていたので、
エブリンの使い方は確かに利にかなっているのです。



フランジパニの花はこちらでも
良く見かけるとても可憐な花で、
素晴らしい芳香をもっています。



私も持っていますが、この香りを嗅ぐと、
天国のお花畑にいるような、
甘くやさしい夢心地に浸れます。



ちなみに、今、これを書きながら、
フランジパニとオレンジの精油を
アロマポットで炊いてますが、
なんともいえない心地よい香りに包まれてます。



パチュリーの精油は独特の香りがして、
好き嫌いがハッキリ現れます。



私はこの深くエキゾチックで、
少し湿った土のような香りがするパチュリーが大好き。



アイリスにはニキビで悩む子供がいて、
ニキビに良い精油を提案しました。



思春期のニキビは、
ホルモンバランスが大きく作用しているので、
対処療法しかないのですが、
使える精油は、ラベンダーとティートリーです。




それぞれ原液を1滴だけなら、
直接ニキビに塗ることができます。


赤く痛むような炎症を起こした状態を鎮静します。



もしくはエタノールに精油を溶かして
ローズウォーターで割ってとしても使えます。



ローズウォーターは殺菌作用がありながら、
敏感肌にも使えるので、

赤ちゃんのお尻拭きにも最適です。



バラのもつ美肌作用もあるので、
乾燥肌・オイリー肌・ニキビにも使えます。



アドバイスとしては、
ニキビをさわらない・つぶさない
皮膚を清潔にする・お水をたくさん飲んで解毒を促す、など。




子を持つ親としては、
勉強に集中させるペパーミントやローズマリーにも興味津々です。



この2つは、頭脳明晰化作用といって、
頭を覚醒して、集中力を増加させる効果があります。

眠気防止にも良いんですよ。




イギリスで勉強していたころ、
確かに、試験最中に、どこからともなく、
ローズマリーやペパーミントでできたバームが回ってきて、
それをコメカミや手首につけて試験を受けた思い出があります




実習のバームの材料は、

保湿効果の高いライスブランオイル(米ぬか油)と天然の蜜蝋です。



カサカサするようなアトピーや
皮膚の乾燥にはとても効果があります。


天然のライスブランオイルには、
血行促進作用もあり、頭皮のケアとしても最適です。



また、紫外線から肌を守り、
潤いを与えるので、お顔に塗っても大丈夫です。


天然の蜜蝋は、
蜂蜜のような甘くて美味しい香りがして、
殺菌作用もあるので、皮膚の色々な疾患に使えます。
(上の写真の半月の形の黄色いものが天然蜜蝋です)


保湿効果は抜群で、
日本では皮膚科のお医者さんも使うほどです。


それぞれに好みの精油を3種類選んで
ブレンドして出来上がりです。




90分のレッスンはあっという間で、
レッスンのあとも30分ほど話しが弾み、
私にとっても、英語でレッスンをするという体験は
いろいろな勉強になりました。



それぞれの母国語によって
英語の発音も微妙に変わってきます。



綺麗な英語だけではなくて、
なまりのある英語を聞くことで耳が鍛えられて、
どんな英語も聞こえるようになります。



昔、札幌で英語を勉強していたとき、
レバノン人・フィリピン人・ミャンマー人の留学生と
話す機会があったのだけど、
彼女たちのなまった英語が全然聞き取れなくて、
会話が続かなかった経験がります。



でも、彼女たち3人はお互いの英語がわかるらしく、
聞き取れないのは私だけ。


ちょっとショックでした。



イギリスで勉強し始めたころも、
北部なまりの英語がまったく理解できずにショックでした。



普通は英語学校で英語を
ブラッシュアップしてから学部で勉強するらしいのですが、
私は、日曜日にイギリスに到着して、
月曜日からいきなり美容学校で勉強しはじめたので
、初日はまったく講義が聞き取れず、とても焦りました。



その後、タイ、シンガポールと色々な国で生活して、
色々な国の英語を聞くうちに、耳も自然と鍛えられたようです。




今では、中国語なまりのシンガポール人の英語も
聞き取れるようになりました。



その代わり、自分の英語も
どんどん変な発音に進化しつつありますが。。。


とりあえず、言葉は道具なので、
通じれば良し!としています。