4日目は蘇州&江南1日観光です。
江南は蘇州から車で1時間ほどにある、水の都。
札幌から小樽に行くような感じで、町並みも運河があり、川のそばに古い家々があり、小樽の雰囲気に似ています。
雨もあがり、うす曇で暑くもなく寒くもなくちょうど良い観光日和です。
ここは中国でも観光名所らしく、沢山の人が訪れています。
昔ながらの家々と運河を見物するところは、入場料100元(1,600円)を払って入ります。
中国ではけっこうな料金のはず。
にもかかわらずすごい人気です。
中に入ると、まさに小樽運河のごとくの町並みが。
違うのは小船にのって運河観光ができるところ。
その小船の中で食事やお茶もできるようで、とても風流です。
かわいらしい眼鏡橋がいたるところにあり、絶好の写真撮影場所です。
ここでも上海名物の豚の角煮がいたるところで売られていました。
ただし、ここでは豚の足の角煮です。
黒い瓦屋根の古い家々は、趣を感じさせ、京都の雰囲気です。
昔はこの古い家に人々が住んで、川で洗濯や炊事などをして、川とともに生活していました。
入場料を払って入る場所の家はもう誰も住んでいなくて観光のために保存されていますが、ちょっと離れたところでは、川のそばで暮らしている人々がたくさんいます。
残念ながら今ではその川も汚染されているようです。
雲南州でみた川の水はとても綺麗で澄んでいて、人々が環境を大切にしているのがわかりましたが、ここではそのようなことはないようです。
ただ、川が汚いにもかかわらず、タイのように嫌なにおいがしないのは、何故なのか?
疑問に思って川を良く見ると黒いものが無数に浮いているのを発見。
川のそばの家々を歩いてみると、家の前に炭が山積み。
どうやら炭を川に入れることで臭いを防いでいるみたいです。すごいです、炭の威力!!
夜はまた蘇州の街をぶらぶら。
昨日は発見できなかった街を歩いていて見つけました。
山唐街というところで、昔昔この街は、たくさんの学者がいて、政府の要職に就くために勉強に精を出したところらしく、有名な学者や詩人を祭ったお寺のようなものがありました。
試験を受けるために蘇州から北京まで何ヶ月もかけて歩いていって試験を受けたそうです。
お店を見ていると、どこからともなく綺麗な笛の音が聞こえてきました。
みると、お店のおじさんが縦笛を吹いています。
昔の人は、笛を吹きながら詩を歌ったそうです。
街全体がのんびりとしていて、昔の家々や面影を沢山残していて、発展してゆく上海とは対象的に、古き良きものを慈しむような蘇州。
ここで終われば素晴らしい思い出の蘇州で終わったのですが、そうはいかないのは私の好奇心のなせる業。。。。。
夜、疲れた体を癒そうとホテルの隣にある南洋スパというマッサージ屋に行きました。
100分100元のコースをオーダー。
店構えは普通のマッサージ屋だったのですが、そこは中国。
何事も鵜呑みにしてはいけませんね。。
入場料を別に15元払って中に入ると、お風呂と脱衣場があり、ここで健康ランドで着るような部屋着に着替えてマッサージルームへ。
個室を頼むと別に部屋代80元がかかるので、大部屋で言いというと、そこは、健康ランドの仮眠室のようなイスとイスについたテレビが並んでいる部屋で、たばこを吸っている人もいて、とてもリラックスしてマッサージをできる環境ではありません。
仕方なく個室を頼んで連れて行かれたその部屋は、ダブルベットがドーンと置いてある部屋。
まるでビジネスホテルの部屋。。。。。。。
そこで待つこと10分。
誰も来ません。。
ここで寝てろというのか?!
業を煮やして部屋の外にでてお兄ちゃんを呼ぶがラチがあかない。
しかもこんなベットの上でマッサージできるの??
一緒に行った相方も頭に来て、すべてキャンセルして自分の服に着替えて帰ろうとするが、靴を預かっているため、出てゆくわけにも行かない。
しかも、入場料は返せないと受付で言われ、お金を払わなければ靴も出せないと言われ、もってけ泥棒!とお金を払って外へ。
タイのようにマッサージ屋を信じてはいけませんね。
中国には怪しいマッサージ屋があるのだと認識しました。(広州ではそんなことなかったのに。。。残念。。。。。)
せっかく癒されようとして行ったのに、逆にぐったり疲れてホテルに戻りました。
蘇州のホリディインの隣の南洋スパ、要注意ですよ~!!!
あまりの憤りに、この日食べた夕食は思い出せず。。。。
5日目に続く。