質問2
水分中心のスキンケアがよいと思い、なるだけ油分は肌に塗らないようにしておりましたが、年々肌の乾燥・たるみがひどくなります。
油分中心のケアは肌がたるむと信じておりました。
年齢が年齢なので、やはり油分のケアは必要と思いながら、油たっぷりのケアには抵抗があります。油に頼らない保湿等について、ご指導戴ければと思います。
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【以下、私の返信】
お肌の潤いを保つために保湿ケアは年とともに必要になります。
お肌は基本的に水(汗)と油(皮脂)が肌の上で交じり合って天然の美容液を作り、皮膚を乾燥やウイルスや菌などから守ります。
これが自然に行われているのは思春期前の子供のみです。
思春期以降は、ホルモンバランスやストレス、加齢、お化粧などの要因で、肌の状態は変わりやすくなります。
年齢が上がるにつれ、汗も皮脂も少なくなり、皮膚の薄い部分から乾燥し、それが深刻になるとしわやたるみなど、いわゆる老化現象と呼ばれるものがおこります。
肌の水分量が少なすぎると、皮脂で補おうとしてオイリー肌になる方もいます。男性に多いです。その場合は、毛穴が開き、肌のキメが乱れ、触るとざらついたりごわごわしとしています。
お水は放置しておくと蒸発しますね。
肌に化粧水だけを塗っても、その後油分で蓋をしなければ肌の水分は蒸発し、より乾燥をもたらします。
化粧水だけのケアはそのような感じで刺激もないかわりに、お肌も保湿されないまま乾燥がすすんだものと思われます。
シンプルケアはお化粧水をたっぷりと肌に浸透させその後、少しの油分で蓋をして、肌の中に潤いを閉じ込めるというものです。
ですので、油たっぷりのケアではありませんのでたるみなどのご心配もも無用です。このケアを私は30代からはじめて、今40代ですが20代のころの乾燥やクマ・くすみが嘘のように治りました。
油といっても、肌の奥に浸透し、紫外線から肌を守る効果のある100%植物性ですので、心配御無用です。
石油系の油などは心配がありますが、今は使っているメーカーも少ないです。
ただ合成界面活性剤や防腐剤・香料などはやはり肌に負担になります。
市販の美容クリームや乳液はこれらが沢山入っています。
私の扱っているものは上記のものは一切入っていない100%植物性になります。
お肌のお手入れは現在の状態で変わってきます。
例えば、まる1日お化粧せず、外出せずに汗もあまりかかずに肌が汚れてない場合、
夜はぬるま湯洗顔をして、ローションパックと薄く乾燥する部分にのみ美容液を塗る、朝は漢方洗顔で洗って、ローションパックとお顔全体に薄く美容液を伸ばす、週に2回ほど漢方パックをする
という使い方。 要は今の肌の状態を見ながらお手入れをすることが大切です。
外出先や旅行先などでお肌がほこりや汗で汚れた場合は、夜も漢方洗顔で洗顔し、パックでケアし、ローションパックと美容液が朝晩、必要と思われます。
毎日のちょっとした手間が半年後、1年後の肌の違いを作ります。
ぜひお肌の状態をみて適切なお手入れをして目指す肌をご自分で作ってください。