タイの魅力。
私は女性なので、女性の視点から言えば、
買い物・グルメ・エステ、私の大好きなものが安価で質の高いサービスを堪能できること。
一人でも楽しめるし、大勢でも楽しめます。
時間がないときは、1泊2日で、買い物をし、タイ料理や日本食・イタリアン・コリアン料理を楽しみ、マッサージにエステを堪能。
身も心も満たされます。
フライトアテンダントの人気ナンバー1の都市でもあります。
タイのベストシーズンは、乾季の11月から2月まで。
気温は高いけど、湿度がぐっと下がるので、北海道のような涼しくてカラッとした夏を楽しめます。
12月には気温が20度を下回ることもあるほど。
タイ人は、外国人に対してオープンでフレンドリー。微笑みを絶やしません。
でも、タイ人にとって日本人はお金を持っている民族。
そして日本では考えられない貧富の差と見えない階級の差が歴然とある国です。
買い物などで、明らかに観光客とわかる人は、騙されることも多々ありますが、それでもたかだか100円や200円という値段の差。
それくらいならご愛嬌でしょう。
タイの物価の安さ。
物価が安いということは、国民の所得が低い、給与が低いということです。
タイの大卒の初任給は3万円弱。
日本の1/7ほどですね。
そして、貧富の差が非常に激しい。
中流は20%ほど。大方が貧困層、そして一握りの大金持ち、という歪んだ社会構造。
その一握りの大金持ちが政治も権力も握り、大金持ちがより大金持ちになるように国をコントロールしているのです。
例えば、タイには相続税がありません。大金持ちの子供は、親の財産をすべて無税で受け継ぐことがでるカラクリです。
要するに政治の腐敗。
(これはどこの国にもありますが、発展途上国ほど顕著ですね)
日本がどんなに援助して近代的なビルや高速道路を作っても、世界の製造業がタイに会社を作っても、発展途上国のまま。
国民の意識、特に権力を握っている層の意識が変わらないかぎり、この国はずっと発展途上国のままでしょう。
そして、発展途上国の怖いところは、人の命が安いということ。
タイの警察は頼りになりません。
タイでは警察がマフィ●(やく●のようなもの)ですから。
お金で何でも片がつきます。司法というものが存在しないと言っていいでしょう。
特に被害者が外国人の場合は、まともに取り合ってもらえないことが多いです。
私の知り合いは、泥棒に入られてお金を取られたのに、家に大金を置いておくほうが悪いと警察に説教されたそうです。
当然、お金は戻ってきませんでした。
また、売春、特に子供の売春やエイズなども大きな問題です。
ここまで書くとすごく怖い国のように聞こえますが、これは旅行でタイを訪問しただけでは見えないタイの闇の部分ですね。
住んで生活して、タイ人とかかわることで少しづつ見えてくるものです。
にもかかわらず、多くの日本人が魅了されるタイ。
やはりそこにはタイの負の面をもカバーしてしまう魅力があるからこそでしょう。
6年前、母がタイに初めて来てバンコクの下町を見たときに、昔昔の日本みたいね、と言いました。
長屋に暮らし、隣近所に味噌や醤油を借りたり、どこの子供でも同じように周りが面倒を見て、ひとつの家族のように助け合って暮らしていた時代。
皆が貧しかったけど、生きるバイタリティーに溢れていた時代。
そんな活気と明るさをタイの人々や街から感じるのも事実です。
私も、タイが嫌になってタイを出たにもかかわらず、はやりタイから離れることはできないでいます。
あくせくしない人々、のんびりと流れる時間、豊富な果物や食べ物、温かい気候。。。。
タイには、確かに、疲れきった心と体を癒す何かがある。。。。のでしょうね。
(タイに住んでいる人は、タイに住むことで心身の疲労が増すでしょうけど^^;)