2月14日、こちらではバレンタインデーではなく、お正月です。
13日は大晦日にあたり、たいていの中華系シンガポーリアンの家庭では、一家全員が揃って食事をします。
うちは恒例の鍋です。
お母さんが美味しい鍋を作ってくれます。
鶏のだしで作ったスープで各自が好きなものを入れて食べる、しゃぶしゃぶ風の鍋を家族で食べます。
大晦日というこで、普段との違いは、アワビなどの高級食材が加わり、
デザートはツバメの巣が出たり。
で、14日の元旦当日はマンダリンオレンジを2つ持って、家族の中で目上の両親や兄や姉の家を訪問して、親族一同が集う大宴会がはじまります。
たいていは、麺類や簡単な食事が用意されていて、来た順に勝手に食べて、マージャンをしたり、話しをしたり、テレビをみたりしながら、1日親族でのんびり過ごすのが慣わしです。
14日と15日はほとんどのホーカーセンターやお店は閉店しますから、要注意です。
各家庭では2月に入ると、少しづつ旧正月の準備の買い物を始めます。
アワビの缶詰を買い置きしたり、ツバメの巣を多めに用意したり、バクワンン（豚や牛や鶏の肉のバーベキュー焼き）やお菓子を用意していきます。
先週の日曜日は、町内会の旧正月前買い物バスツアーに参加してきました。
大きなバスで、シンガポール市内の各食品工場へ乗り付けてお買い物をするツアーです。
総勢150名の参加。
朝8時半に出発し、北のウッドランドの工場地帯へ。
スナック菓子工場、オーガニック野菜の農場、アワビの缶詰やら醤油やら調味料を扱う工場、餅菓子工場、海鮮工場と周りました。
夕方帰宅。
総じて工場で売っているものは、普通にフェアプライスなどのスーパーで売っているものと大して値段が変わらずに、
わざわざ工場まで大型バスで乗り付けるツアーの意味がよくわかりませんでしたが、
まわりのおばちゃんたちはたくさんのお買い物をして、とにかくすごい人だかり。
これならば、朝早くにスーパーへ行ってのんびり買い物するほうが良いかなというツアーでした。
たぶんもう参加することはいけれど、中華系のパワーを感じた買い物ツアーでした。