シンガポールの旧正月のお休みは今日で終わり。
明日はからは仕事始めです。
(中国は今週いっぱいまでお休みですね)
旧正月の後には、病院に行く人が30%増えると今日のニュースでレポートがありました。
内訳は、感染病や風邪、喘息やアレルギー、胃腸のトラブル。
これにはちゃんとした理由があります。
こちらの旧正月では、各家庭で来客用に、清涼飲料とお砂糖と精製された小麦粉たっぷりの焼き菓子が用意されます。
代表的な焼き菓子は、パイナップルタルトやクッキー類。
シンガポールは年中暑くて湿気が高い国で、東洋医学的にみると、火の国、陽の国。
そんなところで、お砂糖の沢山入った焼き菓子を食べると、身体の中に熱がこもって、体調を崩すのです。
口内炎ができる、喉がイガイガする、発熱する、身体がだるくなるなどは、熱のこもった典型的な症状です。
身体の免疫が下がるので風邪や感染症、胃腸のトラブルを引き起こすきっかけにもなります。
予防法としては、
・お菓子類は適度に食べて食べ過ぎない
・油で揚げたものを控えめにする
・水や中国茶をよく飲む
・運動する
など、ごくごく常識的なもの。
お砂糖を食べ過ぎると、お肌のたんぱく質が砂糖と結びついて糖化して、
古びたゴムのように弾力のないだら~んとした状態になり、
これが致命的なシワ・たるみの原因になることがわかってますから、砂糖は美味しい反面、とりすぎも怖い面があります。
ちなみに、お隣の国、マレーシアでは、最近、肥満の子供や生活習慣病になる人が急増中で、その主な理由に砂糖の取りすぎを挙げています。
そのため、砂糖の値段を上げたり(!)、砂糖に変わる健康的で自然な甘味(例えばメイプルシロップ)などを扱う店に補助金を出したりなど、国を挙げて、国民の肥満と病気を予防する動きが出ています。
甘いものは確かに人生を豊かに楽しくしてくれるけど、適度に食べることが大切ですね。