昨日、母が札幌からやって来ました。



いつも日本の美味しいものをスーツケースに一杯詰めて来てくれるのですが、今回はとらやの羊羹一口サイズが20個もトランクの中に。



美肌の秘密-tora


実は、去年の夏に札幌に帰省したときに、とらやの一口羊羹96個(約2万円相当)が銀行のキャンペーンで当たったのです。



あいにく私が札幌に滞在している間には届かなくて、今回、母がおすそ分けを持ってきてくれました。



とらやにまつわる母の若かりし頃の話し。


まだ私も兄も生まれる前。


義理母宅で義理姉たちと一緒に羊羹を食べた時のこと。


義理母は竹の用紙に包まった羊羹を宝物を扱うようにそ~っとものすごく薄く切り分けて皆に配り、母はケチだな~と思ったのだとか。



羊羹は一口食べたらなくなるほどの少量だったけど、ものすごく美味しくて、

名前を聞くと、とらやの羊羹だと。



これが母ととらやの羊羹の出会い。



母は当時デパートに勤めていたので、休み時間に地下のお菓子売り場に行くと、確かにとらやの羊羹があって、高価な値段にびっくりした、と。



義理の母(私の祖母)は、当時呉服屋を切り盛りしていて、お使い物としてとらやの羊羹を愛用していたとのこと。



毎年京都の呉服店へ反物を買い付ける時には、10個も20個も羊羹を持参するほど当時は商売が繁盛していて良い時代だった。。。。



と、懐かしそうに話してくれました。



母が入院した時に、手術のお礼としてとやらの羊羹を2本、担当医に渡したら、ものすごく喜んで、診断書が誰よりも早く出たという話しもあります。



とらや といえば、高級羊羹の老舗店。



1本の羊羹が5,000円もするなんて、外国人が聞いたらびっくり仰天ですね。



総じて日本のお菓子は味よし、見た目よし、価格よし(高いということ)の三拍子揃い。



よく六花亭のお菓子をお土産で買うのだけど、十勝日誌なんて最低でも2,500円。



十勝日誌 https://www.rokkatei-eshop.com/eshop/items.do?scat=2&c=10011



こちらの人に言うと、いくらお土産とはいえ、お菓子に40ドルも使うなんて、え!!!という感じです。



でも、でも、やっぱりとらやの羊羹。



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羊羹は、甘さがちょうど良くて本当に美味しくて、日本人に生まれてよかったと思う瞬間です。