このような相談メールを頂きました。


「夫が足の爪の水虫で治療中、服用している飲み薬が肝臓に副作用がでるという説明で経過は病院の方で診てくれていますが、


精油をブレンドしようと思ってもゼラニウムとジュにパーベリーしか思いつきません。


普段からお酒の量が多いので両方ともよく体にぬっていて毒性が気になるので他のものに変えたいのですがよく分かりません。血糖値も少し高めです。どんなブレンドがいいでしょう?」




まず気になるのは水虫。



水虫は、白癬菌(はくせんきん)という真菌(カビ)が

皮膚に感染、寄生し、激しい痒みを伴い、

皮膚のただれや小さな水疱ができる症状。



昔は水虫って言うとお父さん世代のものというイメージでしたが、
今は若い人でも多いようですね。



私の知っている限りで言うと、

水虫は、慢性疲労とストレスで免疫が下がって、
心身ともに疲れている人に多いです。


今はストレス時代なので、水虫も色々な世代に広がっているようです。



水虫は、プールや公衆浴場、サウナ、病院のスリッパなど
色々な人が出入りする湿ったところで菌に接触して発生します。



でも、健康な人は菌に接触しても水虫になりません。


風邪と同じで、免疫がきちんと働いている人は
白癬菌に接触しても免疫で守られているので水虫にならないのです。



なので、この場合、水虫の治療と平行して、

免疫のバランスを整えて心身のリラックスや安眠を確保し、
疲れを溜めない生活習慣を実行することが
根本の治癒につながります。



アロマセラピーで免疫を上げる精油というと、ティーツリー。



これは数ある精油の中でもダイレクトに免疫に働きかける素晴らしい精油で

元々オーストラリアが原産国ですが、

この効能のために、世界中にあっという間に有名になった精油です。


今ではホスピスや末期療法にも使われるほど。



1滴なら原液でも使えます。



抗菌・抗ウイルス・抗真菌・消毒作用など
ありとあらゆる菌・ウイルス・寄生虫・バクテリアの繁殖を抑えるので
もちろん水虫の原因の白癬菌にも効果的です。



ティートリーを直接1滴だけ患部に塗っても良いし、

免疫・水虫に効果のあるティトリー・ラベンダー・レモンでの
足浴もお勧めです。



できれば3週間毎晩行って欲しいです。




解毒という意味では、ゼラニウムとジュにパーベリーも良いですが、
肝臓を元気にするならローズマリーが代表的な精油です。(禁忌あり)


ローズマリーは血行を促して体を強壮する働きもあります。



また民間療法で有名な解毒する植物油のひまし油の湿布もお勧めです。


ひまし油はドロリとした粘性のある油。



右下腹にひまし油をたっぷり塗って晒しをまいて
1時間ほど湯たんぽやカイロで温めると、


肝臓を解毒し、小腸の働きを整えて
万病を癒すという解毒効果の高い油で、

エドガーケーシーもよくこの療法を使っていました。



女性で生理痛や筋腫のある人にもお勧めです。



メイクアップアーティストの藤原美智子さんも健康と美のために
定期的に行っているそうですよ。



私も週に3日やって3日休むサイクルを始めたばかりですが、

前回の生理がとても快適で、経血も綺麗で塊もなく、
生理も3日ほどですっきりと終わりました。



(生理が1週間続くというのは今では普通に思われていますが、
実は動物性たんぱく質の取りすぎらしいです。
痛みや塊があるのは血が汚れいる証拠。
明治時代の女性は3日でスッキリ終わって、
自分で経血もコントロールしていたといわれています。)




安眠しないと心身の疲れは取れないので、

安眠の精油、
サンダルウッド・ネロリ・ラベンダー・フランキンセンスなどなどから
好きな精油をブレンドしてお風呂上りの体に塗ることをお勧めします。



心身ともに健康な人の目覚めは、
良く寝た充実感と爽快感があるものです。


すっきりと起きれない場合は、


睡眠時間そのものが足りないか、


深く眠れていないか、のどちらかで、


心身の健康に悪影響を与えます。



仕事や接待でお酒の量が減らせない場合は、


運動量を上げる、
普段の食事は腹八分にするなどする心がけが必要です。



疲れを取るために、

食後にレモン水(レモン1個の絞り汁を水に入れる)や梅干など
クエン酸を含む酸っぱいものを食べるのもお勧めです。



クエン酸は食べた糖質や脂質が脂肪として体に貯蓄する前に、
エネルギーとして使われるように働きかけることができるのです。


ダイエットにもお勧めですよ。




生活習慣を変えるのはなかなか大変ですが、


少しづつ良い習慣を生活に取り入れて、予防することで
大きな病気を未然に防ぐことができます。



アロマセラピーやリラックス法や運動を併用しながら、


医食同源を肝に銘じて、今、自分が口にしているものが
健康も病気もつくることを自覚しましょう。